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100点満点のサンデーバックナイン 圧巻Vを生んだひと味違うパッティング【辻にぃ見聞】

100点満点のサンデーバックナイン 圧巻Vを生んだひと味違うパッティング【辻にぃ見聞】

所属 ALBA Net編集部
高桑 均 / Hitoshi Takakuwa

配信日時:2022年9月14日 07時30分

「ティショットでどこに落とせばいいかのイメージがしっかりできていたと思います」。最終日は左のラフとフェアウェイのギリギリにティショットを放ち、狭いフェアウェイをヒット。そこからピン左1.5メートルにつけてバーディ。混戦を抜け出して、勝利をグッと引き寄せた。「ピンも手前でしたが、しっかりスピンを入れることもできていました。そういう面も含めて、特にバックナインの攻め方が川崎選手に合っていたのかもしれません。イメージが出ていたのでしょう」(辻村氏)

ここをバーディとし、最終ホールでも8メートルの下りのパットをど真ん中から沈めて快挙を成し遂げた。昨年の最終プロテストの会場にもなっていた今回のコース。そこで緊張感のあるラウンドを続けていたことも、イメージが出やすかった一因かもしれない。

■意外と“重い”グリーンでパッティングのスピードはピカイチ

上がり2ホールを含め、最終日のバックナインは6バーディ。12番からの4連続バーディも見事だった。

その12番パー5では3打目を1メートル以内に寄せてバーディ。13番は2.5メートル、14番は1.5メートル、そして15番では5メートルを沈めてみせた。これについて辻村氏が気づいた点がある。「カップに入っていくスピードが他の選手とは違いました。雨などの天気によるコンディションもあったと思いますが、グリーンは9フィートくらいの重さでした。“感じ”を出すと手前で切れるか、わずかに届かない。かといって強く打つとカップを抜けてしまう。意外にも重いグリーンにしっかりと対応していました」。

グリーンが速いイメージのメジャー大会だが、スピードはあまり出ていなかった。それにしても、ブレないストロークは圧巻。「優勝をどこまで意識していたかわかりませんが、バックナインでもスムースにヘッドが動いていました。ラインとスピードを合わせるのが難しいグリーンでしたが、それができていました」と舌を巻く。

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