静岡県にある葛城ゴルフ倶楽部で開催された「ヤマハレディースオープン葛城」の最終日。強風が吹き荒れる難しいコンディションの中、笠りつ子がこの日4つスコアを伸ばしトータル3アンダーでホールアウト。首位スタートの服部真夕との4打差を逆転し、ツアー2勝目を挙げた。
笠りつ子の今季成績
どこよりも勝ちたかった大会だ。3月の開幕前にはこの「ヤマハレディースオープン葛城」での優勝に目標を定めコンディションを整えてきた。「古閑先輩が最後に勝った大会だったので、絶対勝ちたいと思っていた」。姉のように慕う古閑美保が、引退前最後の勝利を挙げたこの大会。次のタイトルは誰にも譲りたくなかった。
その強い気持ちを持って臨んだ最終日は、スタートの1番こそボギーとするもその後は安定したゴルフを展開。6番、9番、10番とバーディを奪い優勝戦線に浮上すると、14番のボギーをものともせず、15番、16番とバーディを獲り返す。そして首位に並んで迎えた、最終ホール。「ボードは見てませんでした」。極限まで集中して打った、3メートルのフックラインがカップに沈んだ瞬間、力強く何度も拳を握り締めた。
最終組がホールアウトして優勝が決定した後、さっそく「クラフトナビスコ選手権」でリポーターを務めるために渡米している古閑にグリーンサイドから電話で優勝報告。「知ってる知ってる! あのブレザー着るの美保の次だね!」と祝福を受けた。古閑がいないトーナメントにまだ慣れたわけではないが、1人でも強く成長できていることを報告できたことが何よりも嬉しかった。
1勝目よりも高い壁があると言われるツアー2勝目。それを成し遂げたことでトッププロへの道を歩き出した笠。「またイチからやるのみです。謙虚な気持ちを忘れず少しでも上を目指していきたい」。着実に進化を続けるツアーの元気娘が頂点を獲る日も近いか。
笠りつ子の今季成績
どこよりも勝ちたかった大会だ。3月の開幕前にはこの「ヤマハレディースオープン葛城」での優勝に目標を定めコンディションを整えてきた。「古閑先輩が最後に勝った大会だったので、絶対勝ちたいと思っていた」。姉のように慕う古閑美保が、引退前最後の勝利を挙げたこの大会。次のタイトルは誰にも譲りたくなかった。
その強い気持ちを持って臨んだ最終日は、スタートの1番こそボギーとするもその後は安定したゴルフを展開。6番、9番、10番とバーディを奪い優勝戦線に浮上すると、14番のボギーをものともせず、15番、16番とバーディを獲り返す。そして首位に並んで迎えた、最終ホール。「ボードは見てませんでした」。極限まで集中して打った、3メートルのフックラインがカップに沈んだ瞬間、力強く何度も拳を握り締めた。
最終組がホールアウトして優勝が決定した後、さっそく「クラフトナビスコ選手権」でリポーターを務めるために渡米している古閑にグリーンサイドから電話で優勝報告。「知ってる知ってる! あのブレザー着るの美保の次だね!」と祝福を受けた。古閑がいないトーナメントにまだ慣れたわけではないが、1人でも強く成長できていることを報告できたことが何よりも嬉しかった。
1勝目よりも高い壁があると言われるツアー2勝目。それを成し遂げたことでトッププロへの道を歩き出した笠。「またイチからやるのみです。謙虚な気持ちを忘れず少しでも上を目指していきたい」。着実に進化を続けるツアーの元気娘が頂点を獲る日も近いか。