これらは「アマチュアの方にも参考にしてほしい」と続ける。「山下さんは、練習は試合のように、試合は練習のようにできています。ショット練習から変わらないルーティンで一球一球打っているんですね。これは意識すればアマチュアの方でも簡単にできることです」。同伴競技者や自分のスイングの調子などにとらわれると、毎回同じリズムとテンポで打つのは難しくなる。でもそれではゾーンに入れない。山下本人が「あまり時間かけると思ったようなスイングができない。リズムよく振るようにしている」と言うように、無駄をそぎ落としていくことで、ゾーンに入りやすい環境を作ることができるのだ。
そのうえで山下が幸運だったのは組に恵まれたこと。「青木さんも菅沼さんも無駄がなくプレーが早い。3人ともリズムとテンポが一緒だったのです。だから3人ともノーボギーでプレーすることができたんですね。組全体の雰囲気も後押ししたと思います」。山下が優勝した今年の「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」でも最終日最終組で優勝争いを演じた青木。このアンサンブルはこの日も奏でられた。
これまで何度もゾーンに入り素晴らしいプレーを見せてきた山下。猛チャージができるのにはちゃんとした裏付けがあるのだ。(文・秋田義和)
そのうえで山下が幸運だったのは組に恵まれたこと。「青木さんも菅沼さんも無駄がなくプレーが早い。3人ともリズムとテンポが一緒だったのです。だから3人ともノーボギーでプレーすることができたんですね。組全体の雰囲気も後押ししたと思います」。山下が優勝した今年の「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」でも最終日最終組で優勝争いを演じた青木。このアンサンブルはこの日も奏でられた。
これまで何度もゾーンに入り素晴らしいプレーを見せてきた山下。猛チャージができるのにはちゃんとした裏付けがあるのだ。(文・秋田義和)