＜ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン　最終日◇25日◇利府ゴルフ倶楽部（宮城県）◇6491ヤード・パー72＞

首位と8打差で迎えた最終日。「トップとは開いているんですけど、最終ホールまで何が起こるかわからない。絶対に無理だとは思っていない」と頂点だけを見てティオフしたルーキーの竹田麗央は、4バーディにボギーなしの「68」で3打詰めたが届かず。三ヶ島かなと並ぶトータル13アンダーの2位タイに終わった。

ダイナミック！　竹田麗央のドライバースイング【連続写真】

前半だけで首位と2打縮めて後半へと入ったが、サンデーバックナインで伸ばしきれず。「後半に短いのを外してしまいました。そこでもう少しプレッシャーをかけたかった」。最終18番では三ヶ島が4メートルを入れたのを見届けてから放った3メートルのバーディパットを決められず。最後にタイで並ばれてしまっただけに、「悔しいです」と唇をかむ。

それでも今大会終了後に行われる第2回リランキングは急浮上。出場資格が限られる大会を除き、10月以降のほぼ全試合に出場が見込まれる20位に浮上。これには笑顔も戻り「最低の目標はクリアできたと思います。毎週試合は楽しみなのでうれしいですね」と安どした。

メルセデス・ランキングでも60位に浮上し、50位以内に付与されるシード獲得にも大きく前進。「最後終わるまで一試合一試合頑張りたい」とより一層気合いも入る。優勝した山下美夢有にして「あれだけのギャラリーがいて、緊張感もあると思うのですが、アンダーパーで回るのは素晴らしい」と言わしめた19歳。次なるステージに向けて、奥州で大きな足掛かりを作った。（文・秋田義和）