「組の相性はあると思います。セカンドショットにかける時間だったり、グリーン周りのテンポ感とか。それが合いますね。自分が思っているタイミングと違うと“おっと”となってしまうときがあるんです。流れがいいのかもしれないですね」
青木のキャディ兼コーチを務める大西翔太氏が補足する。「(大会初日に山下と回った)青木さんも菅沼菜々さんも無駄がなく、プレーが早い。3人ともリズムとテンポが一緒だった。だから3人ともノーボギーでプレーすることができたんですね。組全体の雰囲気が『60』を後押ししたと思います」。そう、山下ばかりがスコアを出すわけではなく、青木も好プレーを見せるのだ。その切磋琢磨のすえに、山下が上回っているということなのである。
また、雰囲気という意味では青木はこんな部分も話してくれた。「後輩とはいえ、いいライバルというか吸収させてもらえる選手です」とリスペクトがあることも大きい。「今までは先輩のプライドがあったりして、なかなかそういったマインドではなかったのですが、今はいいものを盗もうと思っています」。互いに高めあえる存在だからこそ、好スコアが生まれるのだ。
とはいえ、援護射撃ばかりしているわけにはいかない。「次こそは、という感じはありますね」。今度は私が勝つ。そう言って不敵に笑った。(文・秋田義和)
青木のキャディ兼コーチを務める大西翔太氏が補足する。「(大会初日に山下と回った)青木さんも菅沼菜々さんも無駄がなく、プレーが早い。3人ともリズムとテンポが一緒だった。だから3人ともノーボギーでプレーすることができたんですね。組全体の雰囲気が『60』を後押ししたと思います」。そう、山下ばかりがスコアを出すわけではなく、青木も好プレーを見せるのだ。その切磋琢磨のすえに、山下が上回っているということなのである。
また、雰囲気という意味では青木はこんな部分も話してくれた。「後輩とはいえ、いいライバルというか吸収させてもらえる選手です」とリスペクトがあることも大きい。「今までは先輩のプライドがあったりして、なかなかそういったマインドではなかったのですが、今はいいものを盗もうと思っています」。互いに高めあえる存在だからこそ、好スコアが生まれるのだ。
とはいえ、援護射撃ばかりしているわけにはいかない。「次こそは、という感じはありますね」。今度は私が勝つ。そう言って不敵に笑った。(文・秋田義和)