惜しくも敗れてしまったが、辻村氏はジエの技術力の高さに目を見張った。最終日に18ホールついてそのプレーを実際に見ていたが、「引き出しがえぐかったです」と元世界ランキング1位の強さを目の前で感じた。
「あの硬いグリーンに対してユーティリティでわずか5歩で止めていたハイスピンショット。奥にいってしまったところからのアプローチの寄せも技術がある。パッティングが入っていたら…と振り返ってしまうところもあります。今季はあまり調子が上がっていませんが、こういったコースになればやはり上に来ますよね」
そしてゴルフの技術だけでなく、その振る舞いにも拍手を送る。「フェアプレーの精神を持っている選手です。そして最終18番では待っているギャラリーに頭を下げながら、グリーンに向かっていました。ジエさんのファンへの振る舞いは素晴らしかったです」。常に笑顔でプレーし、勝者を称えるコメントを残してコースを後にしたジエ。プレーだけでなくこの立ち振る舞いも、世界イチのものだと辻村氏は話した。
解説・辻村明志(つじむら・はるゆき)/1975年9月27日生まれ、福岡県出身。ツアープレーヤーとしてチャレンジツアー最高位2位などの成績を残し、2001年のアジアツアーQTでは3位に入り、翌年のアジアツアーにフル参戦した。転身後はツアー帯同コーチとして上田桃子、松森彩夏、吉田優利などを指導。様々な女子プロのスイングの特徴を分析し、コーチングに活かしている。プロゴルファーの辻村明須香は実妹。ツアー会場の愛称は“おにぃ”。
「あの硬いグリーンに対してユーティリティでわずか5歩で止めていたハイスピンショット。奥にいってしまったところからのアプローチの寄せも技術がある。パッティングが入っていたら…と振り返ってしまうところもあります。今季はあまり調子が上がっていませんが、こういったコースになればやはり上に来ますよね」
そしてゴルフの技術だけでなく、その振る舞いにも拍手を送る。「フェアプレーの精神を持っている選手です。そして最終18番では待っているギャラリーに頭を下げながら、グリーンに向かっていました。ジエさんのファンへの振る舞いは素晴らしかったです」。常に笑顔でプレーし、勝者を称えるコメントを残してコースを後にしたジエ。プレーだけでなくこの立ち振る舞いも、世界イチのものだと辻村氏は話した。
解説・辻村明志(つじむら・はるゆき)/1975年9月27日生まれ、福岡県出身。ツアープレーヤーとしてチャレンジツアー最高位2位などの成績を残し、2001年のアジアツアーQTでは3位に入り、翌年のアジアツアーにフル参戦した。転身後はツアー帯同コーチとして上田桃子、松森彩夏、吉田優利などを指導。様々な女子プロのスイングの特徴を分析し、コーチングに活かしている。プロゴルファーの辻村明須香は実妹。ツアー会場の愛称は“おにぃ”。