スイングを見てみると体全体を大きく使っていくのが特徴だ。
「テークバックからシャットにトップまで高く上げていき、フェードに打ち下ろしていきます。トップのヘッドや手元が高く、縦の力、重力をうまく使ってボールを高く上げて飛ばす。クラブの走らせ方を知っていますよね。だから見た目よりも飛距離が出る」
今の若い選手たちに多い、軸が中心というスイングではないが、「トップからフィニッシュまでの振り切りがいい。また、徹底してあのかたちで“あれこれ”やらないからシンプル」と体全体を使いつつ、安定感も高い。これに加え、パーオンホールで2位(1.7559)、1ラウンド当たりで4位(28.5250)と高い平均パット数にも言及する。
「菅沼さんはツアーのなかでも、足とボールが一番近い選手じゃないかという位置に立ち、ラインを出すのが本当にうまい。またエネルギーをロスすることなくヘッドに伝えられています。だから、何よりもショートパットを外さない。3パット率で1位の理由はここにあります」
未勝利ながらも、ここまでメルセデスランキングは9位で、賞金ランキング8位につける。「最も初優勝に近いのは間違いありません」と辻村氏が言う22歳に、これからも注目していきたい。
解説・辻村明志(つじむら・はるゆき)/1975年9月27日生まれ、福岡県出身。ツアープレーヤーとしてチャレンジツアー最高位2位などの成績を残し、2001年のアジアツアーQTでは3位に入り、翌年のアジアツアーにフル参戦した。転身後はツアー帯同コーチとして上田桃子、松森彩夏、吉田優利などを指導。様々な女子プロのスイングの特徴を分析し、コーチングに活かしている。プロゴルファーの辻村明須香は実妹。ツアー会場の愛称は“おにぃ”。
「テークバックからシャットにトップまで高く上げていき、フェードに打ち下ろしていきます。トップのヘッドや手元が高く、縦の力、重力をうまく使ってボールを高く上げて飛ばす。クラブの走らせ方を知っていますよね。だから見た目よりも飛距離が出る」
今の若い選手たちに多い、軸が中心というスイングではないが、「トップからフィニッシュまでの振り切りがいい。また、徹底してあのかたちで“あれこれ”やらないからシンプル」と体全体を使いつつ、安定感も高い。これに加え、パーオンホールで2位(1.7559)、1ラウンド当たりで4位(28.5250)と高い平均パット数にも言及する。
「菅沼さんはツアーのなかでも、足とボールが一番近い選手じゃないかという位置に立ち、ラインを出すのが本当にうまい。またエネルギーをロスすることなくヘッドに伝えられています。だから、何よりもショートパットを外さない。3パット率で1位の理由はここにあります」
未勝利ながらも、ここまでメルセデスランキングは9位で、賞金ランキング8位につける。「最も初優勝に近いのは間違いありません」と辻村氏が言う22歳に、これからも注目していきたい。
解説・辻村明志(つじむら・はるゆき)/1975年9月27日生まれ、福岡県出身。ツアープレーヤーとしてチャレンジツアー最高位2位などの成績を残し、2001年のアジアツアーQTでは3位に入り、翌年のアジアツアーにフル参戦した。転身後はツアー帯同コーチとして上田桃子、松森彩夏、吉田優利などを指導。様々な女子プロのスイングの特徴を分析し、コーチングに活かしている。プロゴルファーの辻村明須香は実妹。ツアー会場の愛称は“おにぃ”。