＜富士通レディース　2日目◇15日◇東急セブンハンドレッドクラブ（千葉県）◇6689ヤード・パー72＞

連覇を狙う古江彩佳が朝一から魅せた。出だしの1番パー5では97ヤードの3打目を直接入れてイーグル。7番パー5では63ヤードの3打目をこれまた決めてイーグル。2イーグル・4バーディ・1ボギーの「65」で回り、トータル13アンダーで首位に躍り出た。

古江彩佳のボール2個打ちパッティングドリル【動画】

「イーグル2コもショットで入ったし、ラッキーもありながらパーディも獲れたのでよかった」。正確性を武器に米ツアー本格参戦1年目で結果を残している古江だが、スコットランドで勝利したときは最終日に「62」という爆発的なスコアを出すなど、いまではビッグスコアもお手の物だ。

米ツアーに参戦したことによって、中途半端な距離のウェッジショットの重要性を痛感し、練習に励んでいる。「狙ってはいるけど、狙って入るものではない。神様が入れてくれた（笑）」と、日ごろの鍛錬の賜物に加え、神の力もこの日の古江を後押ししたようだ。

ロングシーズンになったとはいえ、国内女子ツアー2020-21では11コ、今季の米ツアーでも5つのイーグルを奪うのはやはり正確なウェッジショットがあるからこそ。「たまたまです（笑）」と照れ笑いを見せるが、飛距離が出ないぶんショット力で勝負する古江らしいデータともいえる。