＜富士通レディース　最終日◇16日◇東急セブンハンドレッドクラブ（千葉県）◇6689ヤード・パー72＞

イ・ボミ（韓国）が、今季のベストスコアとなる「65」をマークしてトータル10アンダー・9位タイでフィニッシュ。こちらも今季初となるトップ10入りを果たし、来週のホステス大会「NOBUTA GROUP マスターズGC レディース」（兵庫県・マスターズゴルフ倶楽部）を迎える。

ボミちゃんの“大人”なグリーンのドレス姿

「今週は微妙なラインが多くて入らなかったですが、きょうは （スタートの）10番でスピードのイメージが出るようになってからは入るようにはなりました」と、いきなりの3連続バーディ。3メートル、1メートルを沈め、12番では13メートルをねじ込んだ。「13、14、15番はパーでしたが、迷って打ったら切れたりもして、やっぱりこのグリーンは読みがすごく難しかった」と最後まで手を焼いたパットが、決まった。

予選落ちしたものの、9月の「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」からショットの感触は悪くない。そのなかでスコアを作るパターが上向いたのは、好材料といえる。最後にキャディからも“まだまだやれる”と声をかけられ、笑顔で3日間を締めくくった。

「最近の試合はコースも長くて、自分には難しい。みんなはドライバーも飛ぶから。でもパッティングが入れば、スコアにつながることも分かったので、もっと練習して来週も頑張りたいです」。飛距離も重要になる現在のツアーだが、持ち味を発揮することで順位につながることを再確認できたのは大きい。気持ちも明るく、所属先の延田グループが主催する次戦に迎えそうだ。