ただし、このままであればシード選手が確定する「大王製紙エリエールレディス」（11月17日〜20日・エリエールゴルフクラブ松山）終了時点でシード権が付与される50位以内にいることはほぼ確定。しかし、シード権は得られなかった選手の繰り下りはないため、来季の同ランキングによるシードは49人となるのだ。TOTOでポイントが付与されることで、その可能性はより高まる。

もっと言えば古江彩佳も「富士通レディース」を優勝したことで同ランキング60位に浮上。今週出場予定の「NOBUTA GROUP マスターズGC レディース」で上位に入ることができれば同じく50位以内に入る可能性は十分にある。つまりランキングによるシードを獲得できない2人が、枠を2つ埋めてしまう可能性があるということだ。

いずれにしても、トーナメント規則には様々な状況が想定されているから面白い。もちろん、それだけ渋野の大舞台の強さがイレギュラーだったということでもある。