「実はずっとそういうことができていなかったんです。ゴルフとちゃんと向き合えていませんでした。(ゴルフが)イヤになった時期もありましたが、やらずに後悔するよりはと思って(前夜のマネジメントを)やっています。シーズン終盤になってQTに行くのかどうかという瀬戸際になって、やるべきことをちゃんとやろうと思ったんです」と心の内を見せた。
初日のラウンド後にも話したが、がんばっているけど一向に上がらない成績に河本は「腹をくくった」のだ。「プロとしたら当たり前のことなんです」とは言うが、簡単にできることではない。そして河本の前に、道が開けた。
10月1日になくなったアントニオ猪木の「この道を行けばどうなるものか 危ぶむなかれ 危ぶめば道はなし 踏み出せばその一足が道となり その一足が道となる 迷わず行けよ 行けばわかるさ」という名言があるが、迷いのない河本のゴルフに対する姿勢を見ているとそれを思い出さずにはいられない。
「とにかく素直に(単独首位という)この位置にいられるのがうれしい。あしたからも自分に集中して、全力で突っ走ります。それができれば、いい最終日になると思います」と、河本は最後に力を込めて話した。「スコアは考えない。目の前の一打に集中して、カップがあったらそこに少ない打数で入れる」。そんなゴルフの基本を徹底したいという覚悟が現れていた。(文・河合昌浩)
初日のラウンド後にも話したが、がんばっているけど一向に上がらない成績に河本は「腹をくくった」のだ。「プロとしたら当たり前のことなんです」とは言うが、簡単にできることではない。そして河本の前に、道が開けた。
10月1日になくなったアントニオ猪木の「この道を行けばどうなるものか 危ぶむなかれ 危ぶめば道はなし 踏み出せばその一足が道となり その一足が道となる 迷わず行けよ 行けばわかるさ」という名言があるが、迷いのない河本のゴルフに対する姿勢を見ているとそれを思い出さずにはいられない。
「とにかく素直に(単独首位という)この位置にいられるのがうれしい。あしたからも自分に集中して、全力で突っ走ります。それができれば、いい最終日になると思います」と、河本は最後に力を込めて話した。「スコアは考えない。目の前の一打に集中して、カップがあったらそこに少ない打数で入れる」。そんなゴルフの基本を徹底したいという覚悟が現れていた。(文・河合昌浩)