実は「マッチプレーは好きなんです。高校生のときにマッチプレー選手権で優勝もしました。1ホールごとに決着がつくので、いくらでも攻められるのが好きなところです」という川崎。河本とのつばぜり合いが集中力と攻める気持ちに火をつけた。
後半に入り12番で川崎が再び3パットのボギーを叩くも、すぐさま13番でバウンスバックのバーディ。その13番で今度は河本がボギーを叩き、一歩後退。この時点で3つ前の組を回る申ジエ(韓国)と佐藤心結がスコアを伸ばし、ジエが河本と並び、佐藤が川崎と並んだ。目の前の敵だけに集中できない状況。こうなってくると、大事なのはいかに自分のプレーに徹することができるかどうか。それが勝負の決め手となるのがゴルフ。
「前半は緊張感を感じていなかったんですが、15番でスコアボードを見て緊張してきました。それがよかったのかもしれません」と気持ちの変化を川崎は明かしたが、ジエや佐藤が迫ってきていることを知り、改めて優勝をハッキリと意識して自分のゴルフを続けた強さが川崎にはあった。
ここで川崎が一歩抜け出した。15番パー5の3打目、34ヤードのアプローチを58度のウェッジで50センチにつけて、値千金のバーディを奪取。この1打を守り切って今季2勝目を決めた。
「初優勝のときと2勝目ではぜんぜん違います。初優勝はまさかの展開で、今回はスタート前から意識しての優勝。今回は“勝てた”という実感があります」と話した川崎。涙はなく、笑顔の優勝だった。(文・河合昌浩)
後半に入り12番で川崎が再び3パットのボギーを叩くも、すぐさま13番でバウンスバックのバーディ。その13番で今度は河本がボギーを叩き、一歩後退。この時点で3つ前の組を回る申ジエ(韓国)と佐藤心結がスコアを伸ばし、ジエが河本と並び、佐藤が川崎と並んだ。目の前の敵だけに集中できない状況。こうなってくると、大事なのはいかに自分のプレーに徹することができるかどうか。それが勝負の決め手となるのがゴルフ。
「前半は緊張感を感じていなかったんですが、15番でスコアボードを見て緊張してきました。それがよかったのかもしれません」と気持ちの変化を川崎は明かしたが、ジエや佐藤が迫ってきていることを知り、改めて優勝をハッキリと意識して自分のゴルフを続けた強さが川崎にはあった。
ここで川崎が一歩抜け出した。15番パー5の3打目、34ヤードのアプローチを58度のウェッジで50センチにつけて、値千金のバーディを奪取。この1打を守り切って今季2勝目を決めた。
「初優勝のときと2勝目ではぜんぜん違います。初優勝はまさかの展開で、今回はスタート前から意識しての優勝。今回は“勝てた”という実感があります」と話した川崎。涙はなく、笑顔の優勝だった。(文・河合昌浩)