＜樋口久子 三菱電機レディス　最終日◇30日◇武蔵丘ゴルフコース（埼玉県）◇6650ヤード・パー72＞

初日を2オーバーと出遅れながら、2日目に1アンダーで巻き返し予選を突破していた渋野日向子が、最終日に“らしい”劇場型のプレーで追い上げた。6バーディ・2ボギーの「68」。トータル3アンダーでホールアウトし、現時点でトップ10圏内につけている。

手を叩いて爆笑する渋野日向子【写真】

“裏街道”の10番からスタートし、11番でピンに絡めるイージーバーディ。13番ではロングパットを決めて2つめ、そして14番でもピンにピタリとつけるバーディで一気にスコアを伸ばした。

圧巻の内容でのバーディを奪いながらも「自分のショットの気持ち良さとスコアが比例していない一日でよく分からないけど、パターが入ったりラッキーもあった」と反省点も挙げる。

感触はよくないものの、折り返した1番パー5でも長いバーディパットを沈めて勢いを加速させた。ところが3番でグリーン奥に外しボギー。それでも4番パー3では下りの難しいパットを決めてバウンスバックのバーディ、6番でも10メートルを決めるなど、派手なゴルフで大勢のギャラリーを魅了した。