実は優勝争いで敗れ3位に終わった前週の「伊藤園レディス」にガッツポーズの伏線があった。年間女王となった山下美夢有と首位で並んで迎えた16番でダブルボギーを叩いてしまったのだが、次の17番パー3でティショットを1.5メートルにつける。「まだ、あきらめない。食らいついていく」。気合いを込めたバーディパットだったが、これを外してしまって万事休すとなった。そのため、今週はショートパットを課題として取り組んだ。その成果が出たことを喜んだというワケだ。
ちなみに今週はほかにも「ここで?」と思う場面でこぶしを握った。大会初日の出だしの10番ホールでは1.5メートル。まだ始まったばかりの状況で、沈めた上田は噛みしめるようにガッツポーズをした。これも同じ理由。
「ちょうどの距離だったんです。練習と同じ距離だった。先週の17番のパットがちょっとだけスライスというラインで、うわっ同じだ!と試されていると思って、入ってくれたので今週は行ける!と思っていました」
先週出た課題をすぐに克服できた。取り組んできた成果を出せた。入ったことだけでない喜びがあったからこそ、勝負どころやウイニングパットでもない1打に感情を表現したのだ。
首位とは差が離れてしまったが、トータル8アンダーの9位タイと今週も上位の見える位置で迎える最終日。何度ガッツポーズを見せてくれるのか。そんなところにも注目して見てみたい。(文・秋田義和)
ちなみに今週はほかにも「ここで?」と思う場面でこぶしを握った。大会初日の出だしの10番ホールでは1.5メートル。まだ始まったばかりの状況で、沈めた上田は噛みしめるようにガッツポーズをした。これも同じ理由。
「ちょうどの距離だったんです。練習と同じ距離だった。先週の17番のパットがちょっとだけスライスというラインで、うわっ同じだ!と試されていると思って、入ってくれたので今週は行ける!と思っていました」
先週出た課題をすぐに克服できた。取り組んできた成果を出せた。入ったことだけでない喜びがあったからこそ、勝負どころやウイニングパットでもない1打に感情を表現したのだ。
首位とは差が離れてしまったが、トータル8アンダーの9位タイと今週も上位の見える位置で迎える最終日。何度ガッツポーズを見せてくれるのか。そんなところにも注目して見てみたい。(文・秋田義和)