藤田さんのことを、私は以前から「チャーちゃん」と呼んでいます。チャーちゃんは、シード落ちし、その間に故障も病気も経験したところから、再びツアーに戻ってきました。そして復活優勝にこぎつけたのです。ここに至るまでの時間はとてつもなく長く、いろんなことがたくさんあったことでしょう。
藤田さんは今年、シード選手として戦っていましたが、その前にまず、シード落ちからの復活劇がありました。1度シードを失ってから復活するのは並大抵のことではありません。シードはツアーで戦うプロにとって翌年の職場を確保する非常に大切なものであり、これを失うということはQTや主催者推薦などから試合に出て、その中で結果を出さなくてはならないことを意味します。
非常に不安定な立場での戦いは、精神的にもきついものです。それを乗り越えられたのは、ひとえにプレーし続ける気持ちを持ち続けていられたからにほかなりません。同世代の選手はどんどんツアーから離れていき、毎年毎年、勢いのある若い選手が増えていく。そんな中で年配者が戦っていくことは、今の時代とても難しいことです。気持ちが落ちると体調も落ちてしまいがちです。藤田さんは上手に気持ちを切り替えながら、しっかりしたツアーへの気持ちを持ち続けたのでしょう。
もちろん「自分ひとりでやってきたんじゃないです」と、本人がしきりに口にしているように、ご主人を始めとするご家族など、周囲の支えがしっかりしていたのも大きいと思います。
今年は何度も優勝争いをして、初めてのメジャー“AIG(全英)女子オープン”にも出場するなど、いい経験をしたようです。メジャーの舞台に立つと、自然に「また来たい」という気持ちになるものです。モチベーションはここでも高まったでしょう。
鈴木さんも、優勝こそ逃しましたが最後までいいプレーを見せてくれました。2017年、19年には賞金女王にもなっている実力者です。どちらが勝ってもおかしくない試合展開の中で、わずかな差で2位に終わりました。気持ちをうまくリセットすることができれば、また”鈴木愛時代“が来てもおかしくないほどのJLPGAの”顔”のひとり。気持ちをうまくコントロールして頑張ってもらいたいと思います。
藤田さんは今年、シード選手として戦っていましたが、その前にまず、シード落ちからの復活劇がありました。1度シードを失ってから復活するのは並大抵のことではありません。シードはツアーで戦うプロにとって翌年の職場を確保する非常に大切なものであり、これを失うということはQTや主催者推薦などから試合に出て、その中で結果を出さなくてはならないことを意味します。
非常に不安定な立場での戦いは、精神的にもきついものです。それを乗り越えられたのは、ひとえにプレーし続ける気持ちを持ち続けていられたからにほかなりません。同世代の選手はどんどんツアーから離れていき、毎年毎年、勢いのある若い選手が増えていく。そんな中で年配者が戦っていくことは、今の時代とても難しいことです。気持ちが落ちると体調も落ちてしまいがちです。藤田さんは上手に気持ちを切り替えながら、しっかりしたツアーへの気持ちを持ち続けたのでしょう。
もちろん「自分ひとりでやってきたんじゃないです」と、本人がしきりに口にしているように、ご主人を始めとするご家族など、周囲の支えがしっかりしていたのも大きいと思います。
今年は何度も優勝争いをして、初めてのメジャー“AIG(全英)女子オープン”にも出場するなど、いい経験をしたようです。メジャーの舞台に立つと、自然に「また来たい」という気持ちになるものです。モチベーションはここでも高まったでしょう。
鈴木さんも、優勝こそ逃しましたが最後までいいプレーを見せてくれました。2017年、19年には賞金女王にもなっている実力者です。どちらが勝ってもおかしくない試合展開の中で、わずかな差で2位に終わりました。気持ちをうまくリセットすることができれば、また”鈴木愛時代“が来てもおかしくないほどのJLPGAの”顔”のひとり。気持ちをうまくコントロールして頑張ってもらいたいと思います。