6番では苦しんだアプローチだが、後半は幾度となく技術を見せる。13番パー5では2打目を手前のラフまで運んだが、寄せたいアプローチは「かなりうねうねしたグリーン」。残り25ヤードほどで距離は長くはないものの、左にマウンドがあって上って下るような難しいラインが残った。キャリーを出してそのマウンドを超えて止めるという選択肢もあったが、渋野が選んだのは「転がしていろんな山を使いつつカップに寄せる」という方法。その言葉通り、手前1メートルにピタリと寄せることに成功した。惜しくも続くパットは「わたしのミス、ちょっと引っかけた」とカップ左フチに蹴られてバーディとはならなかったが、“寄せ”に関してはいいイメージを残した。
さらに、終盤ではショットが乱れ始め、15番ではラフからの2打目がグリーンをオーバー。15ヤードほどの奥からのアプローチが残ってしまった。だが、「マシなライ、特に嫌がるミスでもなかった」と転がして80センチに寄せてパー。最終18番ではピンに近いショートサイドからのアプローチが残ったが、次はふわりと上げる球で1.5メートルにつけてパーで切り抜けた。
ウェッジでのショットに関しては「チャンスにつけられていない」とタテ距離の修正を課題に挙げたが、コース攻略のカギともいえるグリーン周りのアプローチについてはいいイメージを持てているともいえる。この“絶品”アプローチでピンチをしのぎつつ、3日目はバーディ量産といきたいところだ。(文・笠井あかり)
さらに、終盤ではショットが乱れ始め、15番ではラフからの2打目がグリーンをオーバー。15ヤードほどの奥からのアプローチが残ってしまった。だが、「マシなライ、特に嫌がるミスでもなかった」と転がして80センチに寄せてパー。最終18番ではピンに近いショートサイドからのアプローチが残ったが、次はふわりと上げる球で1.5メートルにつけてパーで切り抜けた。
ウェッジでのショットに関しては「チャンスにつけられていない」とタテ距離の修正を課題に挙げたが、コース攻略のカギともいえるグリーン周りのアプローチについてはいいイメージを持てているともいえる。この“絶品”アプローチでピンチをしのぎつつ、3日目はバーディ量産といきたいところだ。(文・笠井あかり)