これまで5つの勝利を積み上げてきたが、メジャー制覇はない。15年の「日本女子オープン」2位など優勝を争ったことはあるが、「あと一歩、二歩で獲れなかったことが何度もあった」というのはやはり心残りだ。「ここ数年は惜しくもなくメジャーが終わっていた。諦めようかな、という思いもあったけど、しっかり頑張りたい気持ちも出てきた」。悲願達成への強い思いもキャリアを続けるうえでの支えになる。
それだけに、この位置で最終日を迎えられることは「成長」を実感するできごとだ。今季開幕前にはスイング改造にも着手。しかし、途中で元のイメージに戻すなど、試行錯誤を重ねた一年間だった。「今の若い選手はすごく細かいことにも取り組んでいる。『現状維持でいいかな』と思ったら、押し出されてしまうと思っている。失敗につながるかもしれないけど、怖がらずに挑戦することが大事。ダメならまた一からやればいい」。これが34歳が成長を求め続ける理由だ。
そしてなにより一番の成長を感じられるのは、この大会を制すること。3日目には15番パー4で、ラフからの2打目がバンカーで目玉になり、アンプレヤブルを宣言してダブルボギーも叩いた。「ここでかー」と気落ちもしたが、「あのバンカーには過去2回刺さったことがある。でも、チャンスにつけられると思って攻めた結果。怒っても仕方ないと切り替えられた」と前を向いた。すると16、17番でこれを帳消しにする連続バーディが生まれた。
「一年間戦うなかで、このコースで悔しさを残している。課題を残してくれるコースでもあるし、それでオフに頑張れるけど、まったく攻略できてなかった。このコースで勝ちたい」。今季も残り一日。その締めくくりを、恒例のフラワーシャワーの中心で迎えたい。
【菊地絵理香 過去のリコーカップ成績】
2021年 36位(+12)
2020年 20位T(+4)
2019年 19位T(+2)
2018年 15位(0)
2017年 22位T(+3)
2016年 23位T(+6)
2015年 23位T(+10)
2014年 18位T(+3)
2013年 19位T(+10)
それだけに、この位置で最終日を迎えられることは「成長」を実感するできごとだ。今季開幕前にはスイング改造にも着手。しかし、途中で元のイメージに戻すなど、試行錯誤を重ねた一年間だった。「今の若い選手はすごく細かいことにも取り組んでいる。『現状維持でいいかな』と思ったら、押し出されてしまうと思っている。失敗につながるかもしれないけど、怖がらずに挑戦することが大事。ダメならまた一からやればいい」。これが34歳が成長を求め続ける理由だ。
そしてなにより一番の成長を感じられるのは、この大会を制すること。3日目には15番パー4で、ラフからの2打目がバンカーで目玉になり、アンプレヤブルを宣言してダブルボギーも叩いた。「ここでかー」と気落ちもしたが、「あのバンカーには過去2回刺さったことがある。でも、チャンスにつけられると思って攻めた結果。怒っても仕方ないと切り替えられた」と前を向いた。すると16、17番でこれを帳消しにする連続バーディが生まれた。
「一年間戦うなかで、このコースで悔しさを残している。課題を残してくれるコースでもあるし、それでオフに頑張れるけど、まったく攻略できてなかった。このコースで勝ちたい」。今季も残り一日。その締めくくりを、恒例のフラワーシャワーの中心で迎えたい。
【菊地絵理香 過去のリコーカップ成績】
2021年 36位(+12)
2020年 20位T(+4)
2019年 19位T(+2)
2018年 15位(0)
2017年 22位T(+3)
2016年 23位T(+6)
2015年 23位T(+10)
2014年 18位T(+3)
2013年 19位T(+10)