<JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 3日目◇26日◇宮崎カントリークラブ(宮崎県)◇6487ヤード・パー72>
今季トップ10入り18回中、2位が5回。あと一歩のところで優勝を逃し続けてきた“シルバーコレクター”吉田優利が、ツアー最終戦で悲願のVを狙う。最終日は「自分ができる精一杯を発揮したい」と、首位と5打差の6位タイから逆転を目指す。
佐々木朗希の登板試合で始球式を行う吉田優利【写真】
「あっという間」の2022年は、レベルアップを感じた一年だった。統合となった2020-21年シーズンは2勝を挙げているが、トップ10の回数はわずか7回で全体37位。「昨シーズンに比べて上で戦える回数が増えたのは、なりたい自分に近づけている」と成長を実感している。だからこそ、残り1日となったシーズンを終える寂しさも感じる。「あとは18ホールをやりきるだけ」と最高の締めくくりを目指していく。
この最終戦では、宮崎カントリークラブ特有のコーライ芝に苦戦を強いられることも予想していたが、細かい目や傾斜に警戒して「ライン読みを重要視」したこともあり、パッティングを決めることができている。この日の16番ではボギーを喫したが、続く17番では7メートルを沈めてバウンスバックに成功。2桁のスコアに乗せられなかったことには「一日1個か2個打っている」ボギーを悔やむが、ツアー屈指の難コースともありボギーは「仕方ない」。気持ちを切り替えて、あす以降を見据える。
何が起きるか分からないコースだからこそ、「まだチャンスがあると思う」と5打差逆転へ気合を込める。「ビッグスコアで回れるようにいまから準備したい」。今季の獲得バーディ数は「449」でツアー1位を誇る。バーディ量産の大逆転でシルバーコレクター返上。そんなハッピーエンドを思い描かずにはいられない。(文・笠井あかり)
今季トップ10入り18回中、2位が5回。あと一歩のところで優勝を逃し続けてきた“シルバーコレクター”吉田優利が、ツアー最終戦で悲願のVを狙う。最終日は「自分ができる精一杯を発揮したい」と、首位と5打差の6位タイから逆転を目指す。
佐々木朗希の登板試合で始球式を行う吉田優利【写真】
「あっという間」の2022年は、レベルアップを感じた一年だった。統合となった2020-21年シーズンは2勝を挙げているが、トップ10の回数はわずか7回で全体37位。「昨シーズンに比べて上で戦える回数が増えたのは、なりたい自分に近づけている」と成長を実感している。だからこそ、残り1日となったシーズンを終える寂しさも感じる。「あとは18ホールをやりきるだけ」と最高の締めくくりを目指していく。
この最終戦では、宮崎カントリークラブ特有のコーライ芝に苦戦を強いられることも予想していたが、細かい目や傾斜に警戒して「ライン読みを重要視」したこともあり、パッティングを決めることができている。この日の16番ではボギーを喫したが、続く17番では7メートルを沈めてバウンスバックに成功。2桁のスコアに乗せられなかったことには「一日1個か2個打っている」ボギーを悔やむが、ツアー屈指の難コースともありボギーは「仕方ない」。気持ちを切り替えて、あす以降を見据える。
何が起きるか分からないコースだからこそ、「まだチャンスがあると思う」と5打差逆転へ気合を込める。「ビッグスコアで回れるようにいまから準備したい」。今季の獲得バーディ数は「449」でツアー1位を誇る。バーディ量産の大逆転でシルバーコレクター返上。そんなハッピーエンドを思い描かずにはいられない。(文・笠井あかり)