それにしてもプレーオフのあのバーディパットはすごかったですね。いくら本戦と同じラインについたとしても、あの上からのライン、なかなか決められるものではありません。
もうひとつ、山下さんから感じられることがあります。毎日毎日、同じことを続けられる強さを持っているのだろうな、ということです。アスリートは、基本的なことを毎日やり続ける必要があるのですが、人間は変化を求める生き物です。上を目指すために、何か違うことをしたくなるものなのです。そのこと自体は悪いことではないのですが、その根底には自分がやり続けてきた基本がある。そのことを山下さんはわかっているのだと思います。
その上で、新しいことを見つけて、それが自分に合っていれば取り入れていく。簡単なようですが、なかなか難しいことをうまくできているのではないでしょうか。
最終戦で私がもうひとり、注目していたのが西郷真央さんです。開幕戦で初優勝を飾って以来、10戦5勝と驚異的な勝率を誇った西郷さんでしたが、その後、勝てなくなってしまいました。
首を寝違えたことや、それに伴うスイング改造など、理由はあったようですが、特にこの最終戦では苦労しました。初日、2日目と80台を叩き、最下位に居続けたからです。限られた40人だけが出場し、予選落ちのない大会だけに、4日間プレーして通算35オーバー。39位の尾関彩美悠さんとは24打差と断トツの最下位でしたが、きちんと最後までプレーを全うしてシーズンを終えました。
4日間で、70台だったのは3日目だけ。調子が悪い中で戦い続けるのには精神力が必要です。けれども、西郷さんは最後まであきらめませんでした。ホールアウト後はきちんと取材に答えたと聞いています。「自分で何が悪いのかわかっている」とも言ったそうです。自分としっかり向き合っていることの証明でしょう。
もうひとつ、山下さんから感じられることがあります。毎日毎日、同じことを続けられる強さを持っているのだろうな、ということです。アスリートは、基本的なことを毎日やり続ける必要があるのですが、人間は変化を求める生き物です。上を目指すために、何か違うことをしたくなるものなのです。そのこと自体は悪いことではないのですが、その根底には自分がやり続けてきた基本がある。そのことを山下さんはわかっているのだと思います。
その上で、新しいことを見つけて、それが自分に合っていれば取り入れていく。簡単なようですが、なかなか難しいことをうまくできているのではないでしょうか。
最終戦で私がもうひとり、注目していたのが西郷真央さんです。開幕戦で初優勝を飾って以来、10戦5勝と驚異的な勝率を誇った西郷さんでしたが、その後、勝てなくなってしまいました。
首を寝違えたことや、それに伴うスイング改造など、理由はあったようですが、特にこの最終戦では苦労しました。初日、2日目と80台を叩き、最下位に居続けたからです。限られた40人だけが出場し、予選落ちのない大会だけに、4日間プレーして通算35オーバー。39位の尾関彩美悠さんとは24打差と断トツの最下位でしたが、きちんと最後までプレーを全うしてシーズンを終えました。
4日間で、70台だったのは3日目だけ。調子が悪い中で戦い続けるのには精神力が必要です。けれども、西郷さんは最後まであきらめませんでした。ホールアウト後はきちんと取材に答えたと聞いています。「自分で何が悪いのかわかっている」とも言ったそうです。自分としっかり向き合っていることの証明でしょう。