また、「右ヒジの動きが安定していると、インパクトの剛性が高くなる」と石井は指摘する。
インパクトの剛性が高いスイングとは「右ヒジが体についているということは、ヘッドと体との距離が変わらずスイング軌道が安定するということ。だからしっかり強くボールをヒットできる上にフェースの向きが変わりにくい。方向性がよくなるし、体のコンディションにも左右されないスイングになるんです」と説明した。
ただし、「右ヒジを体につけたままクラブを振り下ろして飛距離を稼ぐには、回転スピードを上げなければならないし、よりパワーが必要になってきます」と続けた。来季は米ツアーに挑戦することになりそうな西村にとって、パワーを上げることが課題となってくるかもしれない。
西村はプロテストを合格してからまだ2シーズンではあるが、賞金ランキングは20-21年2位、22年5位と上位にランクイン。ショットの安定感が、この成績につながっている。来シーズンはどんなプレーで魅了してくれるのか期待が高まる。(文・高木彩音)
■石井忍(いしい・しのぶ)1974年生まれ、千葉県出身。東京学館浦安高等学校、日本大学のゴルフ部で腕を磨き、98年プロテスト合格。2010年にツアープロコーチとして活動を始め、多くの男女ツアープロを指導。また「エースゴルフクラブ」を主宰し、アマチュアへの指導にも力を入れている。
インパクトの剛性が高いスイングとは「右ヒジが体についているということは、ヘッドと体との距離が変わらずスイング軌道が安定するということ。だからしっかり強くボールをヒットできる上にフェースの向きが変わりにくい。方向性がよくなるし、体のコンディションにも左右されないスイングになるんです」と説明した。
ただし、「右ヒジを体につけたままクラブを振り下ろして飛距離を稼ぐには、回転スピードを上げなければならないし、よりパワーが必要になってきます」と続けた。来季は米ツアーに挑戦することになりそうな西村にとって、パワーを上げることが課題となってくるかもしれない。
西村はプロテストを合格してからまだ2シーズンではあるが、賞金ランキングは20-21年2位、22年5位と上位にランクイン。ショットの安定感が、この成績につながっている。来シーズンはどんなプレーで魅了してくれるのか期待が高まる。(文・高木彩音)
■石井忍(いしい・しのぶ)1974年生まれ、千葉県出身。東京学館浦安高等学校、日本大学のゴルフ部で腕を磨き、98年プロテスト合格。2010年にツアープロコーチとして活動を始め、多くの男女ツアープロを指導。また「エースゴルフクラブ」を主宰し、アマチュアへの指導にも力を入れている。