昨夏の東京五輪女子ソフトボールで金メダルを獲得した現役バリバリの日本代表を“打ち取った”。渋野日向子が、自身が主催し、24、25日に岡山県野球場で行った「渋野日向子杯 第1回岡山県小学生ソフトボール大会」に参加。その始球式で、まさかの直接対決が実現した。
金メダリストを打ち取った渋野日向子の投球フォームを連続写真で!
25日の開会式で「夢を叶えてくださったみなさまに感謝」とあいさつするほど悲願だった大会では、自ら始球式を務めた渋野。そして、ここでバッターボックスに立っていたのは、昨夏の東京五輪女子ソフトボールで金メダルを手にした原田のどかだった。
始球式といえば、バッターが空振りするのがお約束。渋野もそのつもりでキャッチャーミットめがけボールを投げ込んだのだが、同じ岡山県出身で強肩強打の日本代表ソフトボーラーは“サプライズ”を用意していた。原田がその時のことを明かす。「危ないし、しっかり空振りしようと思ってんですけど、渋野プロが『ガチで投げます』と言っていたので勝負しました」。向かってくるボールを、本気でミートしにいった。
結果、詰まった打球は力ないファーストゴロに。渋野に軍配が上がった。この真剣勝負を誰よりも喜んだのは投手の渋野だった。「まさか打ってもらえるとは思わなかった。打ち取ったことよりも、打ってもらえたことがうれしくて」と、投球後には右手を高く上げて、マウンドで笑顔だ。原田は「敗戦です。これで0勝1敗。いつか勝てる日が来るようにまずは1勝1敗に戻したいですね」と潔く負けを認め、再戦を希望した。
ソフトボールに熱中する地元の子どもたちのため、渋野たちは原田の参加を熱望していた。もともとは「イベントに出るだけだと思ってた」という原田が、渋野日向子主催の大会だと知ったのは11月頃だったという。金メダリストは、ゴルファーながら熱いソフトボール愛を抱く渋野の思いに胸を打たれ、「志願したいくらい」と喜んで参加した。
金メダリストを打ち取った渋野日向子の投球フォームを連続写真で!
25日の開会式で「夢を叶えてくださったみなさまに感謝」とあいさつするほど悲願だった大会では、自ら始球式を務めた渋野。そして、ここでバッターボックスに立っていたのは、昨夏の東京五輪女子ソフトボールで金メダルを手にした原田のどかだった。
始球式といえば、バッターが空振りするのがお約束。渋野もそのつもりでキャッチャーミットめがけボールを投げ込んだのだが、同じ岡山県出身で強肩強打の日本代表ソフトボーラーは“サプライズ”を用意していた。原田がその時のことを明かす。「危ないし、しっかり空振りしようと思ってんですけど、渋野プロが『ガチで投げます』と言っていたので勝負しました」。向かってくるボールを、本気でミートしにいった。
結果、詰まった打球は力ないファーストゴロに。渋野に軍配が上がった。この真剣勝負を誰よりも喜んだのは投手の渋野だった。「まさか打ってもらえるとは思わなかった。打ち取ったことよりも、打ってもらえたことがうれしくて」と、投球後には右手を高く上げて、マウンドで笑顔だ。原田は「敗戦です。これで0勝1敗。いつか勝てる日が来るようにまずは1勝1敗に戻したいですね」と潔く負けを認め、再戦を希望した。
ソフトボールに熱中する地元の子どもたちのため、渋野たちは原田の参加を熱望していた。もともとは「イベントに出るだけだと思ってた」という原田が、渋野日向子主催の大会だと知ったのは11月頃だったという。金メダリストは、ゴルファーながら熱いソフトボール愛を抱く渋野の思いに胸を打たれ、「志願したいくらい」と喜んで参加した。