6月の7日から4日間に渡り開催された国内女子ツアーは韓国から来た16歳のアマチュア、キム・ヒョージュの大逆転優勝で幕を閉じた。
キム・ヒョージュが7打差をひっくり返しツアー最年少V!
キムは予選ラウンド、日本の人気プロ、有村智恵と笠りつ子と同組でラウンド。印象的だったのは、大勢のギャラリーに囲まれても非常に落ち着いてプレーをする彼女の姿だった。アマチュア選手はスタートホールなどで大勢のカメラマンがいると、やはり気になるのかレンズを通して目が合うことがあるが、キムはそんな時でもこちらを気にするようなそぶりをみせなかった。韓国ツアーの開幕戦を制したことは知っていたが、ことさら気にする必要がある選手とその時点では正直思っていなかった。
その判断が完全に誤りだったことが分かったのは最終日。5番ティで最終組を待っていた時、驚いた。その時、彼女はトータル9アンダーまでスコアを伸ばしていたのだ。5ホールで4つ、それにも驚いたがさらに驚いたは雰囲気が予選の時とまったく同じだったこと。猛チャージをかけているのに、まるで練習ラウンドでもしているかのようにリラックスしていたのだ。アイアンが冴え渡り、ピンに面白いように絡むとそのチャンスをことごとく沈めていき、淡々とスコアを伸ばしていくキム。スコアを伸ばせばそれに比例してギャラリーも増えるが、それでも彼女は落ち着き払っていた。
そして最終の18番。ラフからのセカンドはグリーン左手前のバンカーへ。やはり最後は緊張したか、アマらしい面もあるな、と思ったが表情をほとんど変えずバンカーに入るとそこからベタピンにつけ楽々パーをセーブ。本当に16歳で、本当にアマチュアなのか。すごい選手が現れたことを、嫌というほど思い知らされた。
LPGAの小林浩美会長も「後にも先にもこんな選手見たことがない。10年、いや100年に一人の逸材」と手放しで絶賛。会見では「格好がいいから」石川遼が好きなど、16歳らしい面もみせてくれた。運動が好きでテコンドーなどをやっていたが、6歳から父の勧めでゴルフを始めると、小学校4年の時にジュニアの大会で優勝。中学2年には韓国のナショナルチームに抜擢された。現在は高校2年生で、午前中は学校で授業を受け午後はショートゲーム中心の練習を行い、さらにトレーニングまでするゴルフ漬けの生活を送っている。尊敬するプロはナ・イェン・チョイと申ジエ、いつか「先輩には好かれ、後輩には尊敬されるプロに」なるのが目標だ。
キム・ヒョージュが7打差をひっくり返しツアー最年少V!
キムは予選ラウンド、日本の人気プロ、有村智恵と笠りつ子と同組でラウンド。印象的だったのは、大勢のギャラリーに囲まれても非常に落ち着いてプレーをする彼女の姿だった。アマチュア選手はスタートホールなどで大勢のカメラマンがいると、やはり気になるのかレンズを通して目が合うことがあるが、キムはそんな時でもこちらを気にするようなそぶりをみせなかった。韓国ツアーの開幕戦を制したことは知っていたが、ことさら気にする必要がある選手とその時点では正直思っていなかった。
その判断が完全に誤りだったことが分かったのは最終日。5番ティで最終組を待っていた時、驚いた。その時、彼女はトータル9アンダーまでスコアを伸ばしていたのだ。5ホールで4つ、それにも驚いたがさらに驚いたは雰囲気が予選の時とまったく同じだったこと。猛チャージをかけているのに、まるで練習ラウンドでもしているかのようにリラックスしていたのだ。アイアンが冴え渡り、ピンに面白いように絡むとそのチャンスをことごとく沈めていき、淡々とスコアを伸ばしていくキム。スコアを伸ばせばそれに比例してギャラリーも増えるが、それでも彼女は落ち着き払っていた。
そして最終の18番。ラフからのセカンドはグリーン左手前のバンカーへ。やはり最後は緊張したか、アマらしい面もあるな、と思ったが表情をほとんど変えずバンカーに入るとそこからベタピンにつけ楽々パーをセーブ。本当に16歳で、本当にアマチュアなのか。すごい選手が現れたことを、嫌というほど思い知らされた。
LPGAの小林浩美会長も「後にも先にもこんな選手見たことがない。10年、いや100年に一人の逸材」と手放しで絶賛。会見では「格好がいいから」石川遼が好きなど、16歳らしい面もみせてくれた。運動が好きでテコンドーなどをやっていたが、6歳から父の勧めでゴルフを始めると、小学校4年の時にジュニアの大会で優勝。中学2年には韓国のナショナルチームに抜擢された。現在は高校2年生で、午前中は学校で授業を受け午後はショートゲーム中心の練習を行い、さらにトレーニングまでするゴルフ漬けの生活を送っている。尊敬するプロはナ・イェン・チョイと申ジエ、いつか「先輩には好かれ、後輩には尊敬されるプロに」なるのが目標だ。