＜ニチレイレディス　2日目◇16日◇袖ヶ浦カンツリー倶楽部・新袖コース(6,548ヤード・パー72)＞

　国内女子ツアー「ニチレイレディス」は、2日目を終えてトータル9アンダーの首位にカン・スーヨン、2位にトータル8アンダーの全美貞(ジョン・ミジョン)とまたしても韓国勢が上位につけた。そんな中、トータル8アンダーで全と並んだのが大江香織。多くの日本勢がスコアを伸ばせず置いていかれたが、5バーディ・ノーボギーの“67”で5つスコアを伸ばし喰らいついた。

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　ツアー初優勝を飾った「フジサンケイレディス」では難コース川奈をショットで攻略したが、初優勝時に比べるとショットは不調。一時期に比べ不調の底はうったが、「ドライバーがひどくて、ほとんどフェアウェイにいってない。ラフからのショットがピンに飛んでくれて良かった」とこの日も会心のラウンドではなかった。

　不調の原因は環境の変化だ。ツアー優勝を果たしてからは、大会関係者らと共にラウンドするプロアマ大会に呼ばれるようになった。ツアープレイヤーとしては喜ぶべきことだが、1ラウンド多く回ることとなるため優勝前と同じ調整方法をとることが困難となり、疲労もたまっていった。それでも先週は「サントリーレディス」で予選落ち後の土日を休養に充て、今週火曜日からはみっちり練習。7番アイアンを中心に打ち込みを行い、わずかながら調子が上向いた。

　本調子にはまだ程遠く「みんなスコアを伸ばしてくるし、ショットメーカー向きのコース。このショットの調子だと頑張らないと…」と弱気だったが、明日は最終日最終組。注目の集まるペアリングで意地を見せることができるか。