＜アース・モンダミンカップ　最終日◇24日◇カメリアヒルズカントリークラブ(6,475ヤード・パー72)＞

　千葉県のカメリアヒルズカントリークラブを舞台に開催された国内女子ツアー「アース・モンダミンカップ」の最終日。

服部真夕、劇的イーグルで逆転V！「一歩次のステージに上がれた」

　先週の「ニチレイレディス」でシン・ヒョンジュ(韓国)に1打及ばず2位タイに終わった有村智恵。この日は首位と1打差の4位タイからスタート。前半で3つスコアを伸ばすと、後半10番でもバーディを奪取。そこからさらにスコアを伸ばしたかったところだが、「14番以降に1つ、2つバーディ取らないと、と思ったら緊張で体が動かなくなってしまって」。その後はバーディパットがことごとく決まらずパーを重ね、トータル14アンダー暫定首位でホールアウト。最終組の服部真夕が最終18番パー5に1打差で来ると、7メートルのイーグルパットをねじ込み逆転され、今回も2位タイに終わった。

　「最後のサードショットも、バーディトライもミスでした。反省して緊張した場面でもしっかり体が動くよう練習したい」と悔しさを押し殺し、前向きなコメントを残した有村。この2週続けての悔しい思いが、きっと有村をさらに強くするだろう。

　横峯さくらは有村と同じトータル14アンダー2位タイで3日間の競技を終了。最後は連続バーディで締めるなど追い上げたが、「遅いな、というのが正直なところ」ともう少し早くチャージをかけたかった。しかしながら「優勝争いができるショットの精度だと思うので、次はという感じで頑張ります」とプレーには大きな手ごたえを得た。やっと調子を取り戻してきた横峯、今季初優勝を挙げる日はそう遠くなさそうだ。