17日、都内ホテルで「JLPGAアワード2024」が開催された。今季限りでツアーの第一線を退く上田桃子が『JLPGA特別功労賞』を受賞した。今季5冠を達成した竹田麗央から花束が贈られた。
2005年のプロテストに合格してツアープロの道を歩み始めた。07年に地元・熊本で初優勝を飾ると、年間5勝を挙げて史上最年少(当時)21歳156日で賞金女王に輝いた。08年からは米国女子ツアーにも挑戦。11年には日米共催「ミズノクラシック」(現TOTOクラシック)を制して米初優勝を果たした。
21年の35歳の誕生日に結婚を発表。22年「富士フイルム・スタジオアリス」で通算16勝目を飾った。そして今年11月にツアーの第一線を退くことを電撃表明。生涯出場450試合目となった「大王製紙エリエールレディス」でゴルフ人生に区切りをつけた。20年間にわたり活躍し続けた姿を称え、表彰された。
【上田桃子 受賞コメント】
「終わった後は『やった~』という感じだったんですけど、いまは少し寂しさもあり、非日常と言う感じでソワソワしています。ゴルフのことが改めて好きだったなと感じている。
ずっとゴルフのことを考えてやってきた。これからは見せるよりも、見せてもらうことになる。来年からアメリカに行く麗央ちゃんなど、すごく強い選手が毎年たくさん出てきていますし、楽しみです。これからどういう形で恩返しできるかわからないですが、以前よりも(ツアーから)離れてゴルフ界に貢献できるように活動していきたい」