＜大東建託・いい部屋ネットレディス　2日目◇21日◇ザ・クイーンズヒルゴルフクラブ（福岡県）◇6540 ヤード・パー72＞

初日に6アンダー・3位タイと上々発進。ホステスプロで地元福岡出身の後藤未有が、2日目を4バーディ・ボギーなしの「68」で回り、トータル10アンダー・3位タイをキープした。

プレーを終えた後藤は「自分の中では内容的にはそんなに良くなくて、それでもノーボギーで4つ伸ばせたのは、悪いなりに安定していたのかなと。それでもバーディチャンスを2回外しているし、獲りたかったホールで獲れていないので、反省点の多い一日でした」と、自身の調子には納得していない。

この日10番からスタートした後藤は、前半の上がりホールとなった435ヤード・パー4の18番で、4番ユーティリティで打った2打目をピン側1メートルにつけるスーパーショットを見せる。しかし、惜しくもこのパットを外してパーとしていた。ライン上にピッチマークがあったことで、ライン決めに迷いが生まれてしまったのが原因だという。

ホステスプロとしての責任感を問われと、「やっぱり地元でホステスですし、この試合で絶対に勝ちたいという気持ちは今までのどの試合よりも強い。気持ちの部分でここまで来れているというのはあると思います」。

さらに地元福岡開催ということもあり、地元応援団の声も後藤の背中を後押しする。「楽しいですね。バーディを獲ると沸いてくれる ので。後半のスタートでもめっちゃ歓声があった。『キャーッ』っていう（ギャラリーの）悲鳴が聞こえので、入ったかと思いキャディさんとハイタッチしていたたら、『入りそうだった』と言われて。入ってないんかい！　と」、いい意味でリラックスできている。

明日からの2日間は「勝ちたい気持ちでいっぱいなので、マインドコントロールをしつつ、最後まで戦いたいですね。あまり意識し過ぎるなとも言われますが、勝ちを意識しても勝てるメンタルで戦いたいです」と、決勝ラウンドへの気持ちを力強く語った。

トータル12アンダー・単独首位の小滝水音とは2打差。ツアー初優勝をホステス大会で飾れるか。後藤が勝負の2日間に挑む。