＜伊藤園レディスゴルフトーナメント　最終日◇11日◇グレートアイランド倶楽部(6,639ヤード・パー72)＞

　千葉県のグレートアイランド倶楽部で開催されている、国内女子ツアー「伊藤園レディスゴルフトーナメント」の最終日。国内最終戦で「とにかく優勝したい」と意気込んでいた有村だったが、この日は「今日が1番良くない」とコメントしたようにショット、パットがかみ合わず前半はスコアを伸ばせなかった。それでも、ショットが好調のイ・ボミが首位に迫る中、「勝負どころは良いバーディが決まってくれた」おかげで正規の54ホールでは優勝を明け渡すことは無かった。

有村智恵の勝ちパターンとは？　

　迎えたプレーオフではティショットをミス、2打目は「あの状態で1番良いショットだったけど、あれが精一杯」と寄せきれず2パットのパー。一方、ボミはきっちりバーディを奪い逆転で優勝を手にした。

　今回は「勝ちパターン」の最終日最終組で勝利を挙げることはできなかったが、「今年最後のトーナメントとしてはすごく良い大会になった。あまり調子に乗るなというメッセージをもらったトーナメントだった。自分のなかでは今シーズンここまでやれるとは思って無かった。怪我無くやれればと思っていたけど3勝できたし、アメリカに行く目標もできたので最高の1年だった」とコメント。米ツアー挑戦に向け国内シーズンを満足の行く形で締めくくることができた。

　米国ツアーのQスクール受験については、経験者の大山志保らにグリーン周りの難しさをアドバイスしてもらったそうで「その通りにやりたいと思います」と先輩の助言に素直に従う意向を示した。