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パターを8本投入? 青木瀬令奈の“異様な”土佐カン対策「ピタッとくるものがあるはず」

青木瀬令奈のキャディバッグの中身が…。

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2023年3月9日 09時00分

<明治安田生命レディス ヨコハマタイヤ 事前情報◇8日◇土佐CC(高知県)◇6228ヤード・パー72>

先週の開幕戦は9位と、まずまずの形で新シーズンを滑り出した青木瀬令奈。今週も活躍が期待されるが、そのプロアマに向かう姿がどこか“異様”だった。キャディバッグから大量のヘッドカバーが見える。実はパターを8本も携え、コースに入ったのだった。その理由を青木はこう説明する。

「グリーンが例年よりも重いということもあります。もともと(コーライ芝だった)先週は沖縄対策で(スコッティキャメロン、ロフト角3度のパターに)決めていた。今週からしばらくベント芝なので、エース(オデッセイ トリプルトラック テン)に戻そうとしてたんですけど、意外とグリーンが重くて、しっかり打たないといけなかった。ただ傾斜も強いから、上からは球足が遅いほうがいい。インサートが硬くて、反発が強すぎるのもあまりな、と思っていろいろ試していました」

その結果、“8人の候補者”から選考することになったという。ヘッド形状もマレット、ピン型など様々。メーカーもオデッセイ、テーラーメイド、ピン、タイトリストが混合し、長さも33インチと34インチを用意した。さらにライ角は68~72度の間に調整し、ロフトも3~4.5度とまさに多種多様なパターを持ち込んだ。「ピタッとくるものがあるはず」と、一本一本の感触を確かめていく。

この試行錯誤には、自身の状態も大きくかかわっている。開幕前からストロークに違和感を覚え、「テークバックがうまくいかず、ヘッドがアウトサイドにヒョイと上がってしまう」というクセに対応中。現在の状態のなかで「スッと上がりやすいパター形状や、重心位置のもの」を探しているのも、理由のひとつだ。ショットに関しては不安な点もないため、練習日、プロアマのラウンド後もショット練習場に一度も向かうことなく、ひたすら練習グリーンでボールを転がしていたという。「パッティングが肝。パター勝負だと思っています」と、ここからの4日間を見据える。

「実は、ここでパターを試すのは毎年恒例で、去年も5本持ち込みました(笑)」と、青木にとってはシーズンはじめの慣れた取り組みだという。ただ「1年前は最後まで決まらず、試合中にも(パターを)替えてました。今年は(1本に)決め切って、それで走り切りたいですね」と決意している。プロアマ後には、「(候補は)まだ4本ありますね(笑)」と、絞り切れていなかったが、その後の練習などで再び感触を確かめ1本に決める。

この日準備したヘッド、そしてパターンを組み合わせると何百種類にもなりそう。青木も「パターは奥深いですね」としみじみつぶやく。最終選考の末に選ばれる“高知のエース”はいったいどのパターになるのか? 青木のグリーン上にも注目したい。(文・間宮輝憲)

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