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日程 2014年7月4日-7月6日賞金総額

新生ジョン・ヨンジュ、“ポーカーフェイス”で大会制す

新生ジョン・ヨンジュ、“ポーカーフェイス”で大会制す

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2014年7月6日 18時42分

 ラウンドを終えての会見で出てくる言葉は「1番ホール打つ前から緊張していました」や「横峯さんがバーディを取るとドキドキだった」、「ガッツポーズは優勝が見えてきたときに考えていたけど、いざ優勝すると緊張で全部飛んでしまった」とプレー中のジョンからは想像もつかない言葉だらけ。優勝を争った横峯も「彼女の強さはポーカーフェイス」と語っているほど、冷静なプレーぶりで最後まで崩れることはなかった。

 アマチュアの頃からナショナルチームなどで日本に来ていたジョン。そのときから日本のゴルフ環境に興味はあったが、応援も兼ねて観戦した2011年「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」で優勝した全美貞(ジョン・ミジョン)(韓国)を見て、より一層日本への思いが強くなった。そして今季から日本のツアーに参戦することを決めた。日本へ来るきっかけとなった全美貞とはメンタルトレーナーが同じで仲良くしてもらっているという。現在日本の女子ツアーに参戦している韓国人の中では最年少ということもあり、全以外にもイ・ボミなど色々な選手に可愛がってもらっている。

 だが、日本の環境にすぐ順応できたわけではなかった。「Tポイントレディス」で5位タイに入るも「バンテリンレディス」から3連続予選落ちも経験。腰を痛めていた上に、韓国の大きいグリーンと、日本の狭いグリーンとの違いに戸惑った。しかし「ワールドレディスサロンパスカップ」で12位タイに入ると、その後は少しずつ日本に慣れてきて、今大会でついに優勝となった。参戦12試合目での優勝に「今年1勝したいと考えていたけどこんなに早くできるとは思わなかった」。

 今後の目標は日本で新人賞をとり、その後マネークイーン。そして米ツアー参戦と一段ずつ階段を上ることだという。今日はその目標に向け大きな大きな一歩を踏み出したジョン。ラウンド中には見せないような大きな笑顔で会場を後にした。
日程 2014年7月4日-7月6日賞金総額

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