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「一生愛します!」吉田弓美子流パターとの“付き合い”方

「一生愛します!」吉田弓美子流パターとの“付き合い”方

配信日時:2015年5月24日 09時57分

 しかし、まだ不安は残るようで最後のバーディパット(結果はショートして決められず)の時には手が震え、思わず「長尺が欲しい!」と思ってしまったという。

 それでも新相棒が活躍したことには変わりない。今回の優勝でさらに信頼度は増すだろう。その証拠に優勝インタビューでは「(今のパターを)一生愛します!(笑)」と永遠の愛?を誓っていた。

 加えて吉田がすごいのは、以前から使っていた長尺パターとしっかりけじめをつけていたところだ。

 昨年から吉田は何度か短尺パターを使用していたが調子は上がらず、その度に長尺に戻す日々が続いた。デッドラインは徐々に近づいてくるのは誰よりも自身が分かっていた。だが、なかなか手放すことができなかった。

 優勝が無いまま迎えた10月。一向に調子が上がらない。「このままの状態じゃ今年は優勝は厳しい」と感じた。その時に「成績に関係なく、2015年の初めから短尺一本で行く」ことを決める。そして、なんと残りの試合を短尺パターの試用期間にするのではなく、今まで使っていた長尺とのけじめをつける戦いに当てることにする。

 「長尺は私のゴルフ人生を支えてくれた大切なもの。だから、残りの試合このパターでいっぱいベスト10に入ろう」と決意した吉田。それから『樋口久子 森永レディス』で3位タイ、『大王製紙エリエールレディス』で8位タイに入るなど、別れを決めた相棒と何度もリーダーボードをにぎわせた。

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