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元賞金女王&通算20勝のプライド 鈴木愛が竹田麗央を祝福も「若いもんには負けません」

鈴木愛がトータル5アンダーで4試合ぶりのトップ10入り。優勝の竹田麗央を称賛しつつも、トッププロの自負をのぞかせた。

所属 ライター
臼杵孝志 / Takashi Usuki

配信日時:2024年4月14日 18時39分

<KKT杯バンテリンレディス 最終日◇14日◇熊本空港カントリークラブ(熊本県)◇6518ヤード・パー72>

今季3勝目には届かなかったが、鈴木愛が2打差の2位に入った。9位から出て、4バーディ・3ボギーの「71」と粘りのゴルフでトータル5アンダー。「もう少し行けたかな。最後に決められないのが今の調子。でも、ショットが暴れ倒していたのにアンダーで回れたのは良かった」。

鈴木愛おなじみ?のポーズ【写真】

最終18番パー5は、2オンを狙った残り195ヤードの2打目がわずかにグリーンをこぼれた。入れば結果的にプレーオフだった30ヤードのイーグルトライのアプローチは、カップをかすめて2.5メートルほどオーバーした。バーディパットも決められず、同じ2位でも単独ではなく3人が並ぶタイ。「ポイントも賞金もタイと単独では違う。今ひとつでした。練習します」と顔をしかめた。

今季は「明治安田レディス」「Vポイント✕ENEOS」で2週連続優勝を飾り、ツアー通算20勝に到達した。その2試合でともに最終日最終組を回った竹田麗央が今大会は優勝。ツアー初Vを果たした21歳の印象を尋ねられた元賞金女王は「ショットはうまいと思う。いいものは持っていると思います」と評価したが、その後は自他ともに認める第一人者の自負を強烈にのぞかせた。

「ショートゲームがもう少しうまくなるといいかな。まだ、若いもんには負けないです。一応、20勝しているので」

鈴木がツアー初優勝したのは2014年の「日本女子プロ選手権」。首位から出た最終日に「71」をマークし、1打のリードを守り切った。当時は遠征費にも困っていた。「母に『予選を通って賞金を稼がないと、次の試合に行けない』と言われていた試合だった。出られる試合も限られていたし、3位には絶対に入りたかった。追い込まれると強いんです。選手権の前にも、そういうことが何回かありました」。

苦しい時期を自分の力で乗り切って来た。だからこその若手への辛口エールだ。プロ12年目で生涯獲得賞金は10億円突破が目前。5月に30歳となる元女王はまだまだ若手の前に立ちはだかり、ツアーを盛り上げていく。(文・臼杵孝志)

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