全37試合が行われるシーズンが幕を開けた国内女子ツアー。先週の「ダイキンオーキッドレディス」では、ギアやスイングなど今季へ向けたオフの新たな試みもよく聞く1週間になった。そんななか、ALBA Netは、選手の足元、すなわち多種多様のシューズにも注目。出場した108人の選手がどのブランドのシューズを履いているのか徹底調査した。
その結果、開幕時点でシェアNo.1を獲得したのが、28人の選手が履いていた『NIKE』だ。3日間首位を守り、優勝争いで大会を盛り上げた菅楓華や、米ツアーからスポット参戦した岩井明愛、7位で終えた桑木志帆らが愛用。実に25.9%の選手が、おなじみのロゴが入ったシューズでプレーしていた。
続いて21人(シェア率19.4%)で2位になったのは『フットジョイ』。2018年大会を制したイ・ミニョン(韓国)や、地元・沖縄勢でダイキン工業所属の新垣比菜らが履いていた。
この“ワン・ツー”は、実は昨年の開幕時と同じ。だが今年は、3位が変動している。浮上したのが『ニューバランス』だ。昨年は12人の着用で4位だったが、先週の会場では17人(同15.7%)の足元を飾った。連覇を達成した岩井千怜や稲見萌寧、申ジエ(韓国)らが愛用している。
国内女子ツアーでは竹田麗央や山下美夢有ら、ここまで6季連続でニューバランスを履いていた選手が女王を戴冠している。竹田は同週に行われた米ツアー「ブルーベイLPGA」で、本格参戦後初めてとなる優勝を飾った。それに加え、同社と契約を結ぶ“大谷翔平効果”も相まって注目度が上がっている?
4位には佐藤心結や安田祐香ら16人(同14.8%)の『アディダス』がつける。米国ツアーで戦う渋野日向子も契約し、長年、愛され続けるシューズとあって人気はやはり高い。
以下、9人の『エコー』、8人の『プーマ』、3人の『アシックス』、2人の『コールハーン』と続いていく。1人ずつだったのが『ミズノ』、『デサント』、『9.2 GOLF PRO』、『BMZ』という結果になった。
プレーをしながら、一日18ホールを歩く選手たちにとって、シューズ選びもクラブ同様に大事な“ギア”となる。機能性はもちろん、デザインもポップなものが増え、『何を履こうか?』と迷っている読者も多いはず。今回の調査も、参考にしてみるのはいかが?
【2025年 開幕戦出場選手(108人)のシューズ着用ランキング】※カッコ内はシェア率
1位:NIKE 28人(25.93%)
2位:フットジョイ 21人(19.44%)
3位:ニューバランス 17人(15.74%)
4位:アディダス 16人(14.81%)
5位:エコー 9人(8.33%)
6位:プーマ 8人(7.40%)
7位:アシックス 3人(2.78%)
8位:コールハーン 2人(1.85%)
9位:ミズノ 1人(0.93%)
9位:デサント 1人(0.93%)
9位:9.2 GOLF PRO 1人(0.93%)
9位:BMZ 1人(0.93%)