ゴルフのトーナメント会場は“ネタの宝庫”。ただ、そのすべてを伝えることはなかなか困難なこと…。そこで現場記者がコースを歩くなか“見た”、“聞いた”もののなかからちょっと気になった1つのテーマ、すなわち“ヒトネタ”をご紹介! 今回は国内女子ツアーの「RKB×三井松島レディス」が行われている福岡カンツリー倶楽部 和白コース(福岡県)から。
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先週行われたメジャー初戦の「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」で今季2度目の予選落ちを喫した小祝さくら。ただ福岡では6バーディ・1ボギーの好プレーを見せ、今季2勝目に向け絶好の位置で初日を終えた。
「先週は3パットをたくさんしてしまって…」と反省を踏まえ今週は新パターを投入して挑んでいる。その効果については「ミドルパット、ショートパットが良かった」と好感触。6つのバーディに繋がった。メジャー初戦での予選落ちからいきなりの復調プレーに「(予選落ちは)しょうがないので、他のチャンスでしっかり頑張れればと切り替えています」と、いつもと変わらず”ゆるい”雰囲気で試合に臨めていることも好スコアの要因かもしれない。
そんな小祝は、6日に行われたボクシング世界戦、井上尚弥VSルイス・ネリ戦を東京ドームで観戦。「2列目だったのですごい迫力でした」と束の間の休息を楽しんでいた。野球好きで有名だが、ボクシングも?と思いきや「ボクシングはほとんど興味がなくて」。井上が第1ラウンドでまさかのダウンを喫した際には「『あれ、KOかな』と思ってちょっと焦った。ルールも全然分からないので…」と”小祝節”をさく裂させていた。
それでも「思っていたよりも100倍面白くて、なんかすごい感動しました。『こんなに面白いんだ』って」とどっぷり浸かれた様子だ。最後に「迫力がすごくて、井上選手は凄いな」とポツリ。同じアスリートとして、今週は小祝が”すごさ”を届ける番だ。