＜中京テレビ・ブリヂストンレディス 最終日◇22日◇中京ゴルフ倶楽部 石野コース（6,431ヤード ・パー72）＞

　ブリヂストン契約に選手にとっては大事なホステス大会となる「中京テレビ・ブリヂストンレディス」。いまや国内ツアーでメーカーの顔となった渡邉彩香が、トータル2アンダー・23位からスタートした最終日に“67”を出し、トータル7アンダーフィニッシュ。優勝争いには絡めなかったものの、ホステスプロ最上位で大会を終えた。

今や日本女子ゴルフ界をけん引する存在 渡邉彩香の写真集

　「今日はすごく良いプレーでした。ドライバーも安定していたし、初日や2日目が荒れてOBもあったのでもったいなかったと思います」と3日間を振り返った渡邉。好ラウンドの要因は父・光章さんの助言。「“何となく体重が右に乗り切れていない気がする”と言われて、昨日の練習場で試したらすごく良くなった。ほとんどノーミスで距離も出た」とストレスなく最終日をプレーできた。

　再来週の月曜には「全米女子オープン」の予選会に出場予定で、次週の「リゾートトラストレディス」は欠場。「そこに集中したい」と万全の状態で臨む構え。

　リオ五輪枠を争う3番手の宮里美香が「キングスミル選手権」3日目を終えて首位と3打差の8位タイとなっているが「美香さんがこういう順位だとしても（自分が）全米にいって頑張ればチャンスはあると思うし、最後の最後まで諦めないとずっと言っているので」。日本勢4番手からオリンピック出場権獲得へ、米メジャー出場を切望した。