2015年のプロテストに合格し、今年は昨年のQT(クオリファイングトーナメント)108位の成績でステップ・アップ・ツアーを主戦場として戦っている。プロテストは5度目の挑戦で合格を果たした。その昨年はその前年のQTの成績で23試合に出場。しかし、最高位は「フジサンケイレディス」の21位タイで、予選落ちが19試合とレギュラーツアーの大きな壁を身をもって体感したシーズンとなった。
ただ、苦しい1年ではあったが仲宗根にとって忘れられない1試合がある。9月に行われた「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」だ。この大会の2日目に不動裕理と同組でラウンド。不動は仲宗根の憧れで神様とまで言う存在。小学生の頃、ゴルフに夢中になり始めた時期に、圧倒的な強さでツアーを牽引していた姿が目に焼き付いていると言う。不動の影響もあり、仲宗根の夢は賞金女王になることだ。
「あの1日は忘れられません。緊張もしましたけど、ずっと不動さんのプレーを見ていました」。今年も同大会に出場した仲宗根だが、練習ラウンドの時に、昨年回ったはずのコースなのに、自分がどこに打ったのかを記憶していなかったそう。それなのに不動がどこに打って、どのピンに対してどういう球筋で攻めていたかは鮮明に覚えているというのだ。思うようなプレーをさせてもらえなかった2015年シーズンだったが、不動とのプレーをはじめとする様々な経験が今季のステップ・アップ・ツアーの2連勝に繋がったのかもしれない。
少しずつかもしれないが着実にレギュラーツアーでの初優勝に向けて成長を遂げている仲宗根。そんな彼女だが、超えなければならないものが、ゴルフの技術以外の部分である。
「とにかく人見知りで、人前で話すことが苦手なんです。プロアマなんかも、最近は慣れてきましたが、最初は本当に喋れませんでした」。人前に出ることが苦手という仲宗根は、ステップ・アップ・ツアーで優勝した時も、“これを入れたら優勝”という気持ちよりも“これを入れたらスピーチをしなきゃならない。それなら2位でいいか”と本気に思ったらしい。でも、知り合いからスピーチが苦手でもそんなものは一瞬で終わるんだから、勝つ方が何倍もいいに決まっていると言われて、気持ちが切り替わったとのこと。
まずは来季の出場権を獲得し、試合に出ることが今は必要だと言い切る。性格はマイペースだが、ゴルフが好きな思いは誰にも負けない。そんな一途な想いが身を結ぶ時は必ず近いうちに訪れるはずだ。
ただ、苦しい1年ではあったが仲宗根にとって忘れられない1試合がある。9月に行われた「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」だ。この大会の2日目に不動裕理と同組でラウンド。不動は仲宗根の憧れで神様とまで言う存在。小学生の頃、ゴルフに夢中になり始めた時期に、圧倒的な強さでツアーを牽引していた姿が目に焼き付いていると言う。不動の影響もあり、仲宗根の夢は賞金女王になることだ。
「あの1日は忘れられません。緊張もしましたけど、ずっと不動さんのプレーを見ていました」。今年も同大会に出場した仲宗根だが、練習ラウンドの時に、昨年回ったはずのコースなのに、自分がどこに打ったのかを記憶していなかったそう。それなのに不動がどこに打って、どのピンに対してどういう球筋で攻めていたかは鮮明に覚えているというのだ。思うようなプレーをさせてもらえなかった2015年シーズンだったが、不動とのプレーをはじめとする様々な経験が今季のステップ・アップ・ツアーの2連勝に繋がったのかもしれない。
少しずつかもしれないが着実にレギュラーツアーでの初優勝に向けて成長を遂げている仲宗根。そんな彼女だが、超えなければならないものが、ゴルフの技術以外の部分である。
「とにかく人見知りで、人前で話すことが苦手なんです。プロアマなんかも、最近は慣れてきましたが、最初は本当に喋れませんでした」。人前に出ることが苦手という仲宗根は、ステップ・アップ・ツアーで優勝した時も、“これを入れたら優勝”という気持ちよりも“これを入れたらスピーチをしなきゃならない。それなら2位でいいか”と本気に思ったらしい。でも、知り合いからスピーチが苦手でもそんなものは一瞬で終わるんだから、勝つ方が何倍もいいに決まっていると言われて、気持ちが切り替わったとのこと。
まずは来季の出場権を獲得し、試合に出ることが今は必要だと言い切る。性格はマイペースだが、ゴルフが好きな思いは誰にも負けない。そんな一途な想いが身を結ぶ時は必ず近いうちに訪れるはずだ。