今もケガと戦っている。「腰のヘルニアです。やっぱり今年はスケジュールがタイトでしたね。試合に出たくても出られなかった時期があったから、休むともったいないと思ってしまうんです。休むのも練習のうちだとも言われるのですが(笑)。今は試合に出ながら、練習量を減らして調整しています」。夢の舞台に、万全の体調で挑むことはできなくなってしまった。
しかし、福嶋に悲壮感はまったくない。「本当にリコーに出ることができて夢見たいです。姉のマネージャーをやっている時にいっしょに歩きましたが、自分が宮崎空港カントリーを回ったことはないですね。今思い出しても、姉とは飛距離が違うから参考にならないなあ(笑)」。レジェンド級の飛ばし屋の姉と自身を比べ、カラカラと笑っていた。
「出るからにはもちろん頑張りたいですが、優勝争いなどは意識せず、自分のできることをやっていきたいですね」。いつだってそう、どんな時も自分ができる最善を尽くしてきた。苦労人のベテランは、目先の結果よりも大事なことがあることを知っている。夢の舞台でも悔いなく戦いきるのみだ。
福嶋浩子
神奈川県出身。姉は福嶋晃子、13歳の時に姉の影響でゴルフを始める。2012年にティーチングプロとしてLPGAに入会。現在A級の資格を持つ。肩の故障などで一時は競技から離れるが、07年からツアーに復帰。今季の「サイバーエージェントレディス」で38歳で初優勝。国内女子ツアー初の姉妹優勝を達成した。
しかし、福嶋に悲壮感はまったくない。「本当にリコーに出ることができて夢見たいです。姉のマネージャーをやっている時にいっしょに歩きましたが、自分が宮崎空港カントリーを回ったことはないですね。今思い出しても、姉とは飛距離が違うから参考にならないなあ(笑)」。レジェンド級の飛ばし屋の姉と自身を比べ、カラカラと笑っていた。
「出るからにはもちろん頑張りたいですが、優勝争いなどは意識せず、自分のできることをやっていきたいですね」。いつだってそう、どんな時も自分ができる最善を尽くしてきた。苦労人のベテランは、目先の結果よりも大事なことがあることを知っている。夢の舞台でも悔いなく戦いきるのみだ。
福嶋浩子
神奈川県出身。姉は福嶋晃子、13歳の時に姉の影響でゴルフを始める。2012年にティーチングプロとしてLPGAに入会。現在A級の資格を持つ。肩の故障などで一時は競技から離れるが、07年からツアーに復帰。今季の「サイバーエージェントレディス」で38歳で初優勝。国内女子ツアー初の姉妹優勝を達成した。