2月15日は、ツアー通算5勝（うちメジャー3勝）を挙げている原英莉花の誕生日（25歳）。1999年生まれの黄金世代で、ジャンボこと尾崎将司のまな弟子だ。

昨年10月の国内女子メジャーで復活優勝を遂げた原だが、決して楽な一年ではなかった。5月に持病のヘルニアを摘出する手術を行い、リハビリの日々を送っていた。そして8月「北海道meijiカップ」で復帰を迎え、8試合目となる10月「日本女子オープン」で優勝。2020年大会に続き、“日本一”の称号を手に入れた。24歳228日でのメジャー3勝は、畑岡奈紗、諸見里しのぶ、樋口久子に続く史上4番目の年少記録となった。

日本女子OPを制したあと、米国女子ツアー出場権をかけた2次予選会（Qスクールセカンドステージ）に出場。だが、スコア誤記により3日目ホールアウト後に失格となった。呆然といった表情を見せていたが、先月25日に行われたブリヂストンのゴルフボール新製品発表会では「世界ランク75位以内を目指して、Qスクールにもう一度チャレンジしたい」とリベンジへの戦闘心を示している。

昨季のメルセデス・ランキングは24位に入り、プロ転向後はシード権を獲得し続けている。25歳の誕生日を迎え、今季初戦は来週22日から開催される米国女子ツアー「ホンダLPGAタイランド」。新シーズンの原英莉花の活躍にも期待がかかる。