<NOBUTA GROUP マスターズGCレディース 2日目◇20日◇マスターズゴルフ倶楽部(兵庫県)◇6495ヤード・パー72>
2015、16年に賞金女王に輝き、日本女子ツアーの一時代を築いたイ・ボミ(韓国)が日本ツアーでのラストゲームを終えた。
結婚後未勝利のまま引退のイ・ボミ 悩んだ夫のイ・ワンさん 「自分のせいでダメになったのじゃないかと」
イ・ボミが日本最終戦を終えた。ホールアウト後はセレモニーで涙、笑い、歓喜。夫のイ・ワンさんが心境を語った。
配信日時:2023年10月21日 02時00分
<NOBUTA GROUP マスターズGCレディース 2日目◇20日◇マスターズゴルフ倶楽部(兵庫県)◇6495ヤード・パー72>
2015、16年に賞金女王に輝き、日本女子ツアーの一時代を築いたイ・ボミ(韓国)が日本ツアーでのラストゲームを終えた。
当時20歳だった07年に韓国でプロデビューしたボミは、その3年後の10年に3勝をあげ韓国ツアーの賞金女王に輝いた。
次に目指すステージを模索していたボミ。米国女子ツアー通算21勝を誇るインビー・パーク(韓国)を始め、韓国のトップ選手は米ツアーへの挑戦を目指すが、ボミは日本に活躍の場を求めた。
「すごく迷った。韓国選手は米国に行くのが夢。私も賞金女王なので順番的にはそうなると思ったけど、移動距離がしんどかったし、英語もできない。家族も韓国にいるので、米国に行くと寂しいかなと」。置かれた自身の状況を加味し、日本でのプレーを決めた。
そこから、日本ツアーで21勝。15、16年には2年連続で賞金女王に輝き、隆盛を極めた。しかし、18年には、スイングの不調に陥り、トップ10は1試合もなく賞金シードを失ってしまった。
そんな中、翌19年に韓国人俳優のイ・ワンさんと結婚し、人生の伴侶を得た。そこからの目標は結婚してからの1勝。しかし、その願いは届かず、今大会で日本ツアーを引退することとなった。
「付き合ってから、ずっといいゴルフができなかった。優勝してうれしい気持ちを伝えたかった。できなかったのは残念ですが、本当に彼のおかげ。ゴルフをやめたいと思っていた時もあったけど、お母さんと一緒に応援してくれた」。
一方、夫のイ・ワンさんにもプレッシャーがかかっていた。「自分のせいでダメになったのじゃないかと、落ち込んだこともあったけど、その時は彼女がボクを励ましてくれた。そうやってお互いに支えあってきょうがある」と夫婦で支え合った。
これからは、夫婦二人の時間が増える。イ・ワンさんは、「彼女は10歳から25年ゴルフを頑張ってきたので、第2の人生は1から100までボクが支えていきたいと思っている」とこれからも夫婦二人三脚で歩み続けることを誓った。(文・神吉孝昌)
この記事のタグ
記事に関連するリーダーボード
関連記事
NOBUTA GROUP マスターズGCレディース
NOBUTA GROUP マスターズGCレディースのニュース
- 菅沼菜々、新作1W&5Uを即投入V「こんなに曲がらなかったことがない」【勝者のギア】
- 日本ツアーを引退したイ・ボミ 「ここでサヨナラじゃなくて、また会いましょう!」
- パターに苦戦の山下美夢有 逆転Vならずも年間女王争いは首位・申ジエに肉薄
- 満面の笑みで2勝目を飾った“自称“アイドル・菅沼菜々 次の目標はメジャーV
- 初Vを逃すもトップ10フィニッシュは初 天本ハルカが来季シード圏内に浮上
JLPGAツアー 週間アクセスランキング
ツアー別に見る
全ツアーTOP | JLPGA (国内女子) |
JGTO (国内男子) | LPGA (米国女子) |
PGA (米国男子) | DP World (欧州男子) |
Asian | LIV GOLF |
ステップアップ | ネクストヒロイン |
PGAシニア | ABEMA |
アマチュア・他 | LADY GO CUP |