<富士フイルム・スタジオアリス女子オープン 最終日◇13日◇石坂ゴルフ倶楽部(埼玉県)◇6585ヤード・パー72>
河本結、安田祐香、ルーキー・中村心の3人によるプレーオフとなった、国内女子ツアー。4ホールによる長い戦いの末に、優勝を手にしたのは安田だった。
18番ホールで行われた優勝決定戦。先にティショットを放った河本は左バンカーへ。続く安田と中村はフェアウェイを捉えた。セカンドショットでは、中村がグリーンを捉えられず、安田はピン右、河本はバンカーからピン左に寄せるショットを披露。
その後、安田と河本のバーディパットはともに外れた。一方、中村は返しのパーパットを沈めることができず、このホールで脱落。勝負は安田と河本の2人に絞られ、プレーオフは2ホール目へ突入した。
2ホール目、ティショットは河本がフェアウェイ、安田はバンカーへ。セカンドショットは、河本がグリーン奥、安田はグリーン右サイドに外した。安田の傾斜からのアプローチは寄らず、ボギー。対する河本も3パットを喫してボギー。決着はつかず、勝負は3ホール目へもつれ込んだ。
今度は、河本がバンカー。安田がフェアウェイを捉えた。両者グリーンに乗せるも距離のあるバーディパットを残し、それぞれパー。ここでも勝負は決まらず、4ホール目に突入した。
両者同じバンカーに捕まり、先にセカンドショットを打った河本はミス。その後のアプローチもライが悪くグリーンをオーバーし、ボギー。対して2メートル弱のバーディチャンスに付けた安田がパー。昨年9月の「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」以来となる、ツアー通算2勝目を挙げた。
1打差の4位タイには、米国女子ツアーが主戦場の岩井千怜、蛭田みな美、ペ・ソンウ(韓国)、入谷響が入った。千怜の姉・明愛はトータル1アンダー・26位タイ。昨年覇者の阿部未悠、先週Vの穴井詩はトータル2オーバー・42位タイだった。