<スタンレーレディスホンダ 事前情報◇3日◇東名カントリークラブ(静岡県)◇6590ヤード・パー72>
日本タイトル2勝目を果たし、福井県から静岡県に入った原英莉花は、4バーディ・1ボギーの「69」の24位タイで初日を終えた。「なんとか堪えたかなと思います」と、初日からビッグスコアが飛び出しているなかでは足踏みしたが、「3アンダーで終えられたのはよかった」と出遅れを回避したことについては一息つく。
激闘の末に2020年以来となる「日本女子オープン」制覇を達成した余韻も残るなかでのスタート。前半は4番でボギーが先行したが、8番の短い打ち下ろしパー5でティショットを285ヤード飛ばしバーディ奪取。イーブンで折り返すと後半の3バーディで、大きく順位を上げた。16回のパーオンを考えれば4バーディは原自身も言うように少し物足りないが、最低限のスコアにはまとめた。
大きな注目を集めるなかでのプレーとなった初日のプレーは、大歓声とため息が入り交じる。「スライスラインが入ったけど、フックラインが少し自分のイメージと足の感覚が合っていなくて」と左曲がりに苦戦。「32」だったこの日のパット数を縮めるのが2日目以降の課題となる。
このあとは17日から始まる米国女子ツアー来季出場権をかけたQスクールの2次に挑戦することも決まっている。最高峰の戦いで優勝した勢いを持続し、最高の状態で渡米するためにも、残り2日間で上位を追い上げ、結果を求めていく。