15日、新宿高島屋で行われたアパレルブランド「PEARLY GATES」、「MASTER BUNNY EDITION」のイベントに原英莉花が登場。米国最終予選会を終えたばかりというハードスケジュールの中、つかの間のファンとの交流を楽しんだ。
トークショーでは、ゴルフタレントで司会を務めた黒田カントリークラブとの軽快なやり取りで、会場に足を運んだファンも次々と笑顔に。和やかな雰囲気の中、原は同社のウェアについて語り尽くした。
シーズンを通して2つのブランドを着こなす原だが、そのウェア選びにはこんな裏話が。「シーズンが始まる前に打ち合わせをして、着る服を決めています。キャディバッグも3〜4週間ごとにチェンジしていくように組んでもらっている」。入念な打ち合わせを経て、“戦闘服”は原の元へ届くという。
さらに原は「3色でまとめたい」という強いこだわりも話す。「マスターバニーはシックなものがあるので、ベルトだけチェンジしたり、ちょっとした小物で3色コーデを組みたい」。きょうもブラック、ホワイト、グレーの3色でコーディネート。「締まる感じがあります」と、イベントでもウェア選びに余念は無い。特にお気に入りの色は「黒と白」。最終日には「ネイビー、白、シルバー。冷静なイメージのカラーを選ぶ」。“熱い”最終日こそ、あえて“冷たい”カラーで自分を奮い立たせているという。
一方で、試合中には着用しない色もある。それが“赤”だ。「プロテストの時には赤ばかり来ていたんですが、なんかもう辛くて(笑)。色の持つ力について書かれた本を読んだら、『赤は燃える色』と書いてあって、『これ、しつこいんだな』と思いました」。
2017年のプロテストでは赤いウェアとネイルで挑んだが、結果は不合格。それ以来、赤を着ないと決めたという。ただし、「皆さんが(赤の服で)燃えていただいて…」と、ファンの応援スタイルについてはウェルカムとのこと。
あっという間にトークショーの時間は過ぎ、最後は「今年よりも熱く勝利を重ねられるよう、エンジョイしながら戦いたい」と来季の抱負を述べた。熱い情熱とともに“冷静”カラーのウェアをまとい、2025年は米国下部エプソン・ツアーで新たな挑戦を繰り広げる。(文・齊藤啓介)