昨年、6度目の挑戦でプロテストに合格した青木香奈子。ルーキーイヤーを迎えるにあたり、心強いサポートを受けることになった。初めて手にするツアー用キャディバッグには、複数のサポート企業名が並ぶが、最上部には「マイナビ」。この度、同社と所属契約を結んだ。
株式会社マイナビは、就職・転職・進学情報の提供や人材派遣などを手掛ける企業。2019年から、プロテスト合格を目指す若手ゴルファーに実戦経験の場を提供する「マイナビネクストヒロインゴルフツアー」(マイネク)を主催し、昨年は14試合(2025年度は16試合を予定)を開催した。
青木は昨年、同ツアーに初参戦。12試合に出場して1勝を挙げるなど、ポイントランキングで年間女王を戴冠した。「プロテストに合格する過程を作ってくれたので、感謝しています」と“真剣勝負”の場が成長につながったことを実感している。
「マイナビさんはとても身近な存在で、土屋(芳明)社長や社員の方にも大変お世話になっています。所属契約は一つしかないもの。その契約をマイナビさんと結べたことは、気が引き締まる思いですし、すごく感慨深いです」と言葉を弾ませた。
昨年のQTは1次で敗退した。今季の主戦場は下部のステップ・アップ・ツアーとなるが、レギュラツアー2戦目の「Vポイント×SMBCレディス」には主催者推薦での出場が決定。これがプロデビュー戦となる。
「マイナビさんを背負って試合に出るので、いい結果を残せるように。オフも残り少ないですが、しっかり準備していきたい」と気を引き締める。
ドライバーの平均飛距離は250ヤードで、持ち味はアイアンショットというショットメーカー。オフではショートゲームを中心に総合力アップに取り組んでいる。2月は一時期調子を落としたが、5年間師事する武井龍太コーチとともに修正。「調子は上がりつつあります。このまま徐々に上げていきたい」。マイナビの看板を背負い、プロの道を歩み始める。