今回はキム・ハヌルコラム特別編として、キム・ハヌルと仲良しという茂木宏美との対談が実現。第1回の今回は2人が仲良くなった経緯や、ハヌルが仲良しだという茂木の娘について大いに語ってくれました。
Q:こういった対談は初めてですか?
茂木・ハヌル:対談は初めてですね〜。
Q:初めて会ったときのことを覚えていますか?
茂木:まだハヌルちゃんが来る前かな。スマイルキャンディーのボミちゃんに続いて、来年、「スマイルクイーンが日本に来る」っていうのをメディアを通じて知っていました。今度は女王様だから、怖いのかなって思っていました(笑)。
ハヌル:(爆笑)。
茂木:そんなことを思いながらシーズンが始まって。いつの試合だったかは忘れたけど、あいさつに来てくれたんです。そのときに感じたのは、目を見てしっかりあいさつができる子だなぁと。自分が思い描いてたクイーンではないなって(笑)。それはすごい覚えています。
ハヌル:私も何の試合かは覚えていないですが、茂木さんが大先輩と知っていたのであいさつした記憶はあります(笑)。会話は交わさなかったと思いますが。仲良くなってからは基本的には日本語でお話しさせてもらっています。ただ、まだまだ日本語を勉強中で、深い話はできない。昨年、茂木さんがツアーを撤退するとお伺いしたときは、しっかりと気持ちを伝えようと思い、通訳さんを通じてメッセージを送らせていただきました。
Q:仲良くなったきっかけは?
茂木:私より先に、会場に連れてきていた私の娘と仲良くなってました。私が試合を終えて娘のところにいくと、なぜかハヌルちゃんが遊んでいる(笑)。主人からも“今日はハヌルちゃんがこういうことして遊んでくれたよ”と聞いたりして。
ハヌル:もともと私は子供が大好きなんです。そのことを知っていた私の方マネージャーが、かわいい子がいるよって紹介してくれました。それからはほぼ毎日遊ばせてもらっていました。茂木さんの子供だっていうのは分かっていましたよ。なんたって似ていますから(笑)。通訳さんに“いつ来るんですかー”って確認したり。
茂木:そんな感じでハヌルちゃんとは娘を通じて仲良くなりました。ハヌルちゃんを始め、娘を出産してからの3年間、選手のオンとオフの顔を見ることができましたね。みんな表情が崩れるんです。今日もハヌルちゃんは「先輩後輩」って感じで緊張していますけど、娘が来たら途端に変わるんですよ(笑)。試合になったらシュッとするハヌルちゃんですが、終わって娘に会った途端デレデレ。そういうのを横で見ていてすごい楽しかったですしありがたかった。正直にいうと、私もいっぱいいっぱいだったので。選手としてやらなきゃいけないし、終われば娘の面倒も見なきゃいけない。そういうときに周りのみんながサポートしてくれたっていうのは、本当に助かりました。
ハヌル:そんなにデレデレですかね(笑)。私にとって娘さんは癒やしてくれる存在なんです。しぐさとか表情とか話してる声とか、かわいくてたまらない。
茂木:ハヌルちゃんは遊ぶのが上手なんですよ。ハヌルちゃんと原江里菜が娘の中で(好きな)2トップなんですけど、ちょっとハヌルちゃんのほうがリードしている(笑)。なぜかというと、ハヌルちゃんはじーっと娘が遊ぶのを見守るタイプ。江里菜は遊んでくれるんだけど、江里菜自身も遊んでいる(笑)。赤ちゃんのころは自分でいろいろしたいから、常に待っていてくれる存在が心地いいんだと思う。そういう二人の違いが垣間見られるのも面白い。ハヌルちゃんとはとても絆が深いと思う。私よりも娘と対談してほしいくらい(笑)。
ハヌル:私も家族と離れて寂しいとき、大変だったときに、茂木さんはもちろん、娘さんがいたことですごく力になりました。とてもありがたかった。ツアーを撤退されるときに、あらためて感謝を伝えさせてもらいました。今年、会場にいないのでさみしいですね。
茂木:5月の「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」で私に仕事があって娘を連れて行ったときに、ハヌルちゃんと会ったらホント“感動の再会”って感じで。他の選手が“私のときと違うじゃない”って嫉妬するくらい(笑)。
ハヌル:サロンパスで会ったときに言葉がうまくなっていてびっくりしました。背もかなり大きくなっているし。
茂木:ただ、娘はまだハヌルちゃんが何をしている人か分かってないと思う。今度は打っている姿を見せたいですね。その経験って、娘にとってとても大事だと思うんです。自分のことをかわいがってくれたお姉ちゃんが、すごく集中してボールを打ってるというギャップを感じてほしい。年を重ねたときに、「あのときに遊んでくれたお姉ちゃんが、あんなにすごい戦いをしてたんだ」と気づいたとき、彼女にとってすごく励みになると思うんです。ハヌルちゃんを含めて、みんなの存在はとてもありがたいです。
(続く)
■茂木宏美プロフィール
茂木宏美(もぎひろみ/1977年4月25日生まれ、群馬県出身。18歳から研修生としてゴルフを始め25歳でプロテストに合格。プロ入り2年目の2003年にシード権を獲得後、2004年「リゾートトラストレディス」で初優勝。その後も着実に勝利を重ね2013年「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」でメジャー初制覇を成し遂げた。また、2010年に一般男性と結婚、2014年に女児を出産している。2016年に賞金シードを逃し、ツアーからの撤退を表明した。159cm・57kg。
【関連リンク】キム・ハヌル×茂木宏美 仲良し対談第2回はこちら
■キム・ハヌルプロフィール
キム・ハヌル(金・ハヌル)/1988年12月17日生まれ、韓国出身。小学5年生でゴルフを始め、高校3年生のときにプロ転向。下部ツアーからキャリアを重ね、11年、12年には韓国ツアー賞金女王に輝いた。15年からは日本ツアーに参戦。同年9月に行われた「マンシングウェアレディース東海クラシック」で早くもツアー初優勝。2016年は「アクサレディス」に加えて最終戦「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」も制覇した。2年目にして早くもメジャーチャンプの称号を手にすると、2017年の「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」で史上8人目となるメジャー2連勝を達成。「サントリーレディス」でも勝利し、早くも賞金女王の筆頭となっている。端正な顔立ちに加え、スラリとしたルックスはしばしば「女優のようだ」と評され、“スマイル・クイーン”の愛称で親しまれている。イ・ボミは同い年で大学の同窓生。170cm・58kg。
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キム・ハヌル×茂木宏美 仲良し対談第2回はこちら
Q:こういった対談は初めてですか?
茂木・ハヌル:対談は初めてですね〜。
Q:初めて会ったときのことを覚えていますか?
茂木:まだハヌルちゃんが来る前かな。スマイルキャンディーのボミちゃんに続いて、来年、「スマイルクイーンが日本に来る」っていうのをメディアを通じて知っていました。今度は女王様だから、怖いのかなって思っていました(笑)。
ハヌル:(爆笑)。
茂木:そんなことを思いながらシーズンが始まって。いつの試合だったかは忘れたけど、あいさつに来てくれたんです。そのときに感じたのは、目を見てしっかりあいさつができる子だなぁと。自分が思い描いてたクイーンではないなって(笑)。それはすごい覚えています。
ハヌル:私も何の試合かは覚えていないですが、茂木さんが大先輩と知っていたのであいさつした記憶はあります(笑)。会話は交わさなかったと思いますが。仲良くなってからは基本的には日本語でお話しさせてもらっています。ただ、まだまだ日本語を勉強中で、深い話はできない。昨年、茂木さんがツアーを撤退するとお伺いしたときは、しっかりと気持ちを伝えようと思い、通訳さんを通じてメッセージを送らせていただきました。
Q:仲良くなったきっかけは?
茂木:私より先に、会場に連れてきていた私の娘と仲良くなってました。私が試合を終えて娘のところにいくと、なぜかハヌルちゃんが遊んでいる(笑)。主人からも“今日はハヌルちゃんがこういうことして遊んでくれたよ”と聞いたりして。
ハヌル:もともと私は子供が大好きなんです。そのことを知っていた私の方マネージャーが、かわいい子がいるよって紹介してくれました。それからはほぼ毎日遊ばせてもらっていました。茂木さんの子供だっていうのは分かっていましたよ。なんたって似ていますから(笑)。通訳さんに“いつ来るんですかー”って確認したり。
茂木:そんな感じでハヌルちゃんとは娘を通じて仲良くなりました。ハヌルちゃんを始め、娘を出産してからの3年間、選手のオンとオフの顔を見ることができましたね。みんな表情が崩れるんです。今日もハヌルちゃんは「先輩後輩」って感じで緊張していますけど、娘が来たら途端に変わるんですよ(笑)。試合になったらシュッとするハヌルちゃんですが、終わって娘に会った途端デレデレ。そういうのを横で見ていてすごい楽しかったですしありがたかった。正直にいうと、私もいっぱいいっぱいだったので。選手としてやらなきゃいけないし、終われば娘の面倒も見なきゃいけない。そういうときに周りのみんながサポートしてくれたっていうのは、本当に助かりました。
ハヌル:そんなにデレデレですかね(笑)。私にとって娘さんは癒やしてくれる存在なんです。しぐさとか表情とか話してる声とか、かわいくてたまらない。
茂木:ハヌルちゃんは遊ぶのが上手なんですよ。ハヌルちゃんと原江里菜が娘の中で(好きな)2トップなんですけど、ちょっとハヌルちゃんのほうがリードしている(笑)。なぜかというと、ハヌルちゃんはじーっと娘が遊ぶのを見守るタイプ。江里菜は遊んでくれるんだけど、江里菜自身も遊んでいる(笑)。赤ちゃんのころは自分でいろいろしたいから、常に待っていてくれる存在が心地いいんだと思う。そういう二人の違いが垣間見られるのも面白い。ハヌルちゃんとはとても絆が深いと思う。私よりも娘と対談してほしいくらい(笑)。
ハヌル:私も家族と離れて寂しいとき、大変だったときに、茂木さんはもちろん、娘さんがいたことですごく力になりました。とてもありがたかった。ツアーを撤退されるときに、あらためて感謝を伝えさせてもらいました。今年、会場にいないのでさみしいですね。
茂木:5月の「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」で私に仕事があって娘を連れて行ったときに、ハヌルちゃんと会ったらホント“感動の再会”って感じで。他の選手が“私のときと違うじゃない”って嫉妬するくらい(笑)。
ハヌル:サロンパスで会ったときに言葉がうまくなっていてびっくりしました。背もかなり大きくなっているし。
茂木:ただ、娘はまだハヌルちゃんが何をしている人か分かってないと思う。今度は打っている姿を見せたいですね。その経験って、娘にとってとても大事だと思うんです。自分のことをかわいがってくれたお姉ちゃんが、すごく集中してボールを打ってるというギャップを感じてほしい。年を重ねたときに、「あのときに遊んでくれたお姉ちゃんが、あんなにすごい戦いをしてたんだ」と気づいたとき、彼女にとってすごく励みになると思うんです。ハヌルちゃんを含めて、みんなの存在はとてもありがたいです。
(続く)
■茂木宏美プロフィール
茂木宏美(もぎひろみ/1977年4月25日生まれ、群馬県出身。18歳から研修生としてゴルフを始め25歳でプロテストに合格。プロ入り2年目の2003年にシード権を獲得後、2004年「リゾートトラストレディス」で初優勝。その後も着実に勝利を重ね2013年「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」でメジャー初制覇を成し遂げた。また、2010年に一般男性と結婚、2014年に女児を出産している。2016年に賞金シードを逃し、ツアーからの撤退を表明した。159cm・57kg。
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■キム・ハヌルプロフィール
キム・ハヌル(金・ハヌル)/1988年12月17日生まれ、韓国出身。小学5年生でゴルフを始め、高校3年生のときにプロ転向。下部ツアーからキャリアを重ね、11年、12年には韓国ツアー賞金女王に輝いた。15年からは日本ツアーに参戦。同年9月に行われた「マンシングウェアレディース東海クラシック」で早くもツアー初優勝。2016年は「アクサレディス」に加えて最終戦「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」も制覇した。2年目にして早くもメジャーチャンプの称号を手にすると、2017年の「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」で史上8人目となるメジャー2連勝を達成。「サントリーレディス」でも勝利し、早くも賞金女王の筆頭となっている。端正な顔立ちに加え、スラリとしたルックスはしばしば「女優のようだ」と評され、“スマイル・クイーン”の愛称で親しまれている。イ・ボミは同い年で大学の同窓生。170cm・58kg。
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