■ショットの改善も勝因の1つ 初優勝に甘んじずもっともっと磨いてほしい
辻村氏は前半戦が終了した時点で、「後半戦に初優勝しそうな選手の1人」として森田を挙げていた。その際、ショートゲームを褒めた一方で、課題に挙げたのがショット。「フィニッシュでバランスを崩す場面が多いこと」をポイントとしていた。「トップから切り返しのところで、下半身ではなくヘッドから動くタイプ。別に悪いことではありませんが、森田さんの場合はタイミングがまちまちになりがち」だと。それが今大会では見られなかったという。
「すごく下半身の使い方が良くなっていました。14番から悪いスイングは1つもなかった。後半戦が始まってから、ショットに対して何か取り組んだんだと思います。スイング中に変な詰まりもなく、下半身が止まる感じがありませんでしたからね」と成長点を挙げた。
そしてエールを込めて。「森田さんはこういった乗らなくてもスコアを作る勝ち方のできる選手ですが、やっぱりこのパーオン率はまだまだいただけません。ショットが良くなった、といっても本当の安定を掴むのはまだまだ先。今のような価値のある努力を続けて欲しいですね。もっと深いところに目指すべき本物があります。そこが見えてくればもっと良い選手になると思います」。
解説・辻村明志(つじむら・はるゆき)/1975年9月27日生まれ、福岡県出身。ツアープレーヤーとしてチャレンジツアー最高位2位などの成績を残し、2001年のアジアツアーQTでは3位に入り、翌年のアジアツアーにフル参戦した。コーチ転身後はツアー帯同コーチとして上田桃子らを指導。上田の出場試合に帯同、様々な女子プロのスイングの特徴を分析し、コーチングに活かしている。プロゴルファーの辻村明須香は実妹。ツアー会場の愛称は“おにぃ”。
辻村氏は前半戦が終了した時点で、「後半戦に初優勝しそうな選手の1人」として森田を挙げていた。その際、ショートゲームを褒めた一方で、課題に挙げたのがショット。「フィニッシュでバランスを崩す場面が多いこと」をポイントとしていた。「トップから切り返しのところで、下半身ではなくヘッドから動くタイプ。別に悪いことではありませんが、森田さんの場合はタイミングがまちまちになりがち」だと。それが今大会では見られなかったという。
「すごく下半身の使い方が良くなっていました。14番から悪いスイングは1つもなかった。後半戦が始まってから、ショットに対して何か取り組んだんだと思います。スイング中に変な詰まりもなく、下半身が止まる感じがありませんでしたからね」と成長点を挙げた。
そしてエールを込めて。「森田さんはこういった乗らなくてもスコアを作る勝ち方のできる選手ですが、やっぱりこのパーオン率はまだまだいただけません。ショットが良くなった、といっても本当の安定を掴むのはまだまだ先。今のような価値のある努力を続けて欲しいですね。もっと深いところに目指すべき本物があります。そこが見えてくればもっと良い選手になると思います」。
解説・辻村明志(つじむら・はるゆき)/1975年9月27日生まれ、福岡県出身。ツアープレーヤーとしてチャレンジツアー最高位2位などの成績を残し、2001年のアジアツアーQTでは3位に入り、翌年のアジアツアーにフル参戦した。コーチ転身後はツアー帯同コーチとして上田桃子らを指導。上田の出場試合に帯同、様々な女子プロのスイングの特徴を分析し、コーチングに活かしている。プロゴルファーの辻村明須香は実妹。ツアー会場の愛称は“おにぃ”。