＜日本女子プロゴルフ選手権大会 コニカミノルタ杯　事前情報＞◇10日◇片山津ゴルフ倶楽部 白山コース(6,545ヤード・パー72)

　国内女子メジャー第2戦「日本女子プロゴルフ選手権大会 コニカミノルタ杯」が石川県にある片山津ゴルフ倶楽部 白山コースで11日(木)から4日間の日程で開催される。今大会には、左手中指の爪をはがす怪我を負ってツアーを欠場していた上田桃子も元気に参戦、昨年のミズノクラシック以来の国内ツアー出場となる宮里藍との久々の共演に、大会前から大きな盛り上がりをみせている。

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　プロアマに出場した上田桃子は、メジャー用の厳しいセッティングに仕上がった今大会のコースについて「難しいです。4日間精神的に疲れるゴルフになると思います」とコメント。大きなうねりのあるフェアウェイ、高い砲台グリーン、中でも、はがした爪が万全の状態ではない上田にとって一番の強敵となりそうなのが、今コースの長く深いラフ。爪に強い衝撃がかかるラフからのショットには、今大会最後まで苦しめられることになりそうだ。

　上田はそのラフ対策に、急遽作成しプロアマの途中で持ってきてもらったという11番ウッドを5番アイアンの替わりに使用することを決意。深いラフから強く打たなくてもボールを出せるようにするための苦肉の策だが、プロアマで使った感触は悪くなかった様子。ラフでの使用はもちろん、砲台グリーンの上からボールを落とせればと、新クラブで難コース攻略に挑む。

　思わぬアクシデントで一時は出場すら危ぶまれた上田だが、休んでいた2週間で基本に立ち返り、やりたい練習も片手ながらこなしてきたというだけにコンディションも決して悪くない。米国で養った折れない気持ちを武器に、いつも通りのプレーで自身初のメジャータイトルを獲りにいく。