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吉田優利は『64』で“地元ホステスV”に近づく独走態勢「きょうは集中できていた」 2位に8打差も慢心なし

吉田優利が「64」で2位に8打差をつける独走態勢を築いた。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2025年3月22日 17時38分

<Vポイント×SMBCレディス 2日目◇22日◇紫カントリークラブ すみれコース(千葉県)◇6668ヤード・パー72>

大会を特別協賛する三井住友銀行とスポンサー契約を結ぶ吉田優利が、8バーディでボギーなしという完璧なラウンドで自己ベストタイの「64」をマーク。トータル12アンダーとして、2位に8打差をつける単独トップに浮上した。

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メジャー1勝を含む国内通算3勝、そして現役の米国女子ツアーメンバーとしての実力をいかんなく発揮するような一日だった。自己ベストについて聞かれると、「そう言われてみればそうだな~という感じ。きょうは集中できていた。いま言われて、そうだなって思った」と答える。まさにゾーンに入ったといえる状態で、次々とバーディを積み重ねた。

1番でカラーからの10ヤードをパターで決めてバーディを奪うと、3番から6番までは圧巻の4連続。序盤からライバルたちを突き放しにかかった。とどめは後半13番からの3連続バーディ。3番は残り8ヤードから、13番は10ヤードからともに58度のウェッジで直接決めるチップ・イン・バーディと、ノリにのっていた。「コースが難しいので常に考え続けないといけない。それで思考が途切れないのが自分にとっていいのかな」。2022年には「日本女子オープン」も開かれた難コースが、その背中を押しているようだ。

今年1月、妹の鈴とともに三井住友銀行とスポンサー契約を結んだことが発表された。ただ、本来であれば今週は主戦場の「ファーヒルズ朴セリ選手権」に出場するはずだったが、これが中止に。今年から会場になったコースは、出身地の千葉県というのも、何かのめぐり合わせ。縁を感じざるを得ない大会で、“地元ホステスV”に大きく近づいた。

23年に制したメジャー大会「ワールドレディスサロンパスカップ」以来、2年ぶりとなる優勝を目指し“一人旅”ともいえる独走態勢を築いている。それでも「8打差ありますけど、どの位置のどの選手がわたしみたいなプレーをするか分からない。あしたもフィールドで一番いいプレーができるように準備したい」と慢心はない。素晴らしいプレーの感傷に浸るのは、優勝カップを手にした後。あすも、しっかりと目の前の一打に集中していく。

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