前週終了時でパーオン率は75.2415パーセントで第1位にいた大山。ショットがいいからこそ、パッティングを決めきれないことにイライラが募った。それでもなんとか打開しようと、今週も練習日の水曜日からひたすらパッティンググリーンでボールを転がし続けていたが、どうしても決め手となるヒントを得られないまま初日を迎えていた。
「今日もチャンスを何度か外しましたが、悪天候だったので仕方がないと思えた分、我慢できたのではないでしょうか。入ればラッキーぐらいの気持ちでいたほうが、自分への怒りも収まりますからね」と、メンタル面でパットの不調をカバーした。
ツアー通算17勝を挙げ、06年には賞金女王のタイトルも獲得している大山だが、ゴルフに対するモチベーションは一向に落ちていない。
「毎週毎週といいますか、毎日毎日が勉強ですよね。まだまだできないことだらけで……。でも、だからゴルフは面白いですし、辞められないです。私の場合、ゴルフを追求したい気持ちが人一倍強くて、明日はこれをしよう、もっというと次のホールはこれをしようと考えています」
この日もラウンド中に3、4回スイングを変えたという。その結果、ようやく終盤になってフェアウェイをキープできるようになった。「でも、うまくいかないからこそ、ゴルフは面白いんだと思います」と、飽くなき向上心を見せた大山。プロのアスリートである以上、当たり前の心がけかもしれないが、若手にとってはいいお手本であることは間違いない。
文/山西英希
「今日もチャンスを何度か外しましたが、悪天候だったので仕方がないと思えた分、我慢できたのではないでしょうか。入ればラッキーぐらいの気持ちでいたほうが、自分への怒りも収まりますからね」と、メンタル面でパットの不調をカバーした。
ツアー通算17勝を挙げ、06年には賞金女王のタイトルも獲得している大山だが、ゴルフに対するモチベーションは一向に落ちていない。
「毎週毎週といいますか、毎日毎日が勉強ですよね。まだまだできないことだらけで……。でも、だからゴルフは面白いですし、辞められないです。私の場合、ゴルフを追求したい気持ちが人一倍強くて、明日はこれをしよう、もっというと次のホールはこれをしようと考えています」
この日もラウンド中に3、4回スイングを変えたという。その結果、ようやく終盤になってフェアウェイをキープできるようになった。「でも、うまくいかないからこそ、ゴルフは面白いんだと思います」と、飽くなき向上心を見せた大山。プロのアスリートである以上、当たり前の心がけかもしれないが、若手にとってはいいお手本であることは間違いない。
文/山西英希