今週の29日(木）から開催される「ダイキンオーキッドレディス」で国内女子ツアーの新シーズンが幕を開ける。そこで、開幕前に女子ツアーを見る上で、参考になるデータを紹介する。今回は、『生涯獲得賞金』についておさらいする。

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プロゴルフの世界は他競技に比べて、生々しいお金の話が多い。プロとしての活動を始めてからの生涯獲得賞金までご丁寧に発表されている。ということで、国内女子ツアーの生涯獲得賞金を見てみよう。

歴代1位は“絶対女王”と呼ばれてきた不動裕理で13億7029万2382円。50勝を挙げるレジェンドは試合数こそ少ないもの、永久シードの資格で今季もツアー参戦で賞金を積み重ねることになりそうだ。

2位の申ジエ（韓国）は13億3990万8744円。トップの不動とは約3000万円差となっている。ジエは2014年から国内ツアーに本格参戦して以降、シーズン獲得賞金が3000万円を下回ったことは一度もない。今季中に歴代1位に躍り出ることはほぼ確実だ。

その後は、3位の全美貞が12億9119万5197円、4位の李知姫が12億4868万4528円、5位のアン・ソンジュが11億11万4790円と韓国勢が続いている。

今季の出場権を持つ主要選手の中で、日本勢トップは、6位の上田桃子で10億6874万7086円。そして、7位の横峯さくらが10億6676万8138円を稼いでおり、30代の二人が大台を突破している。

20代で唯一トップ10に入ったのは10位の鈴木愛。17年と19年に賞金女王を獲得した29歳は、8億9947万8924円を稼いでおり、今年10億円突破が期待される。

昨年の年間女王・山下美夢有は、5億5313万8396円で全体の30位。賞金総額が高騰している中とはいえ、わずか3シーズンで5億円を超える賞金を稼ぎ出す山下のペースは驚異的だ。

【生涯獲得賞金トップ10】
1位：不動裕理（13億7029万2382円）
2位：申ジエ（13億3990万8744円）
3位：全美貞（12億9119万5197円）
4位：李知姫（12億4868万4528円）
5位：アン・ソンジュ（11億11万4790円）
6位：上田桃子（10億6874万7086円）
7位：横峯さくら（10億6676万8138円）
8位：大山志保（9億7490万9343円）
9位：福嶋晃子（9億908万7761円）
10位：鈴木愛（8億9947万8924円）