今季活躍した注目選手のスイングから強さの要因を探る“Playback LPGATour2017”。第27回は、「北海道meijiカップ」で初優勝を挙げた森田遥。賞金ランキングも13位と文字通り飛躍の1年となった若手のホープのスイングを、上田桃子らを指導するプロコーチの辻村明志氏がスイングから探る。
【連続写真】悪癖改善でさらなる飛躍も 森田遥のスイング
今年は念願のツアー初優勝を飾り、賞金ランキングも13位と自己最高位を記録した森田遥さんです。平均パット数でも上位にいるように、彼女の武器はパッティングです。それだけに、ショットの精度を高めれば、さらに上位を狙えるでしょう。
スイングを見ると、トップまでの動きはきれいですが、ダウンスイングに入ってからクラブをリリースすることを早め、クラブヘッドを遠回りさせながらタイミングをとるタイプです。ヘッドが遠回りする人は、どうしても左のほほが上を向きます。その分、クラブフェースが開いて下りてくることが多いので要注意です。
森田さんのスイングで気になるのは、アドレスからテークバックに入ると同時にクセだと思いますが、ヘッドを目で追いかけています。できれば、ボールに視線を集中してほしいところですね。この動きが、ダウンスイングでの振り遅れの原因になっています。逆に、ヘッドを目で追わず、ボールに集中していれば、振り遅れもなくなるし、ダウンスイングで両手が胸の高さに下りてくるぐらいまでは、リリースも抑えられます。さらに、自分とシャフトの間隔も今よりも開かないと思います。おそらく、本人もクラブを下ろすタイミングが遅れていることを知っているから、リリースを早めにするしかないのでしょう。
それでも、インパクトのタイミングをアジャストする能力は非常に高いので、ボールが大きくブレることは少ないでしょう。ただ、ヘッドがアンダーから入っているだけに、少しでも気が抜けるとフェースが開いたままボールをとらえ、右に打ち出してしまうタイプですね。
【連続写真】悪癖改善でさらなる飛躍も 森田遥のスイング
今年は念願のツアー初優勝を飾り、賞金ランキングも13位と自己最高位を記録した森田遥さんです。平均パット数でも上位にいるように、彼女の武器はパッティングです。それだけに、ショットの精度を高めれば、さらに上位を狙えるでしょう。
スイングを見ると、トップまでの動きはきれいですが、ダウンスイングに入ってからクラブをリリースすることを早め、クラブヘッドを遠回りさせながらタイミングをとるタイプです。ヘッドが遠回りする人は、どうしても左のほほが上を向きます。その分、クラブフェースが開いて下りてくることが多いので要注意です。
森田さんのスイングで気になるのは、アドレスからテークバックに入ると同時にクセだと思いますが、ヘッドを目で追いかけています。できれば、ボールに視線を集中してほしいところですね。この動きが、ダウンスイングでの振り遅れの原因になっています。逆に、ヘッドを目で追わず、ボールに集中していれば、振り遅れもなくなるし、ダウンスイングで両手が胸の高さに下りてくるぐらいまでは、リリースも抑えられます。さらに、自分とシャフトの間隔も今よりも開かないと思います。おそらく、本人もクラブを下ろすタイミングが遅れていることを知っているから、リリースを早めにするしかないのでしょう。
それでも、インパクトのタイミングをアジャストする能力は非常に高いので、ボールが大きくブレることは少ないでしょう。ただ、ヘッドがアンダーから入っているだけに、少しでも気が抜けるとフェースが開いたままボールをとらえ、右に打ち出してしまうタイプですね。