全国で行われるゴルフのプロトーナメント。そこで戦う選手たちは、その土地ならではの“うまいもの”も力に戦いを続けている。ということは、各地の名店と呼ばれるお店や、知る人ぞ知るお店にも詳しいはず。選手たちに聞いた“ソウルフード”を紹介！

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年間6回とツアーで最も多く大会が開催されるのが千葉県。その初戦は今週の「パナソニックオープンレディース」で市原市の浜野ゴルフクラブで行われる。ツアー休養宣言から復帰し、今季リスタートを切る“ご当地プロ”成田美寿々にオススメのお店を聞くと、『焼肉じゅん』という答えがすぐさま返ってきた。

「小学生のころからバスケやソフトボール、そしてゴルフに競技が移っても、勝ったりいいスコアが出たら連れて行ってもらえるというニンジンをいつも父にぶら下げてもらっていました！（笑）」と幼少期から通う店。あのお肉を食べるために…と気合を入れたくなるほどの焼肉店とあって、期待は高まっていく。

そのお店が位置するのは本千葉カントリークラブからほど近く、JR鎌取駅から小湊鉄道バスに乗って最寄りの停留所から徒歩2分。店が左右に並ぶおゆみ野バザール通り沿いにある。夜は午後5時からの営業だが、5時30分に訪れたときにはすでにお客さんで席がいっぱいだった。

成田が必ず食べるおススメメニューのひとつが『上タン塩』。かなり大きく、そしてしっかり厚めに切られた牛タンが大皿いっぱいに広がっている。歯ごたえがあって満足感に満たされた。『ハラミ』も分厚いのにすぐに噛みきれるような柔らかさ。かなりランクが高そうなお肉がリーズナブルな価格に設定されている。

店長から話を聞くと、「これからメニューに出そうとしているものがあるんです」と提供してくれた“新メニュー”が『無限ホルモン』。ホルモンを自家製の柑橘系のダシに“チョンチョン”とつけて、いざ実食へ。クセのない上質な脂がたっぷりとのったお肉とサッパリとしたダシの相性抜群。これはまさに“無限”に食べられるホルモンだ。

締めはこちらも成田おススメの冷麺。クッパや石焼ビビンバ、珍しい？石焼あんかけチャーハンとご飯モノのメニューも多くそろっており、締めは別腹と言わんばかりに、あれもこれもと食べてみたくなる。

同店はかつて『焼肉牛べえ』としてオーブン。20年ほど営んでいたが、店舗の引っ越しともに、社長の息子であり他店で焼肉修行を積んで帰ってきた現・店長の名前をとって『焼肉じゅん』として構えられた。家族で経営するアットホームなお店。「美寿々さんは牛べえのころからよく来店してくれていました」という。

既製品のものを使用せず、タレやサイドメニューもすべて手作り。ランチタイムには主婦層で行列ができるほど、子どもから大人まで大満足の人気店。ゴルフ場が多い千葉県で、ラウンド帰りに寄ってみるのはいかがだろうか。